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    原発問題 -The Truth is Out There-

      : 

    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

    琉球大学 矢ケ崎克馬先生 出演 たねまきジャーナル 「隠された"内部被曝"の真実」 

    たね蒔きジャーナル 「隠された"内部被曝"の真実」
    2011年7月20日








    水野:今日の特集です
    近藤さん、今日のテーマは内部被曝の恐怖です
    内部被曝は恐いものだという事ですが、この言葉すら今回の事故後小出先生から聞いて知りました
    この内部被曝というものがいったいどれ位のものなのか
    きょうは、早くから内部被曝の恐怖について指摘してこられました
    物理学者でいらっしゃいます、琉球大学名誉教授の矢ケ崎克馬さんに伺います
    矢ケ崎さんはじめましてこんにちは
    はい。矢ケ崎です

    近藤:毎日新聞の近藤です。よろしくおねがいします。
    こちらこそよろしくおねがいします

    内部被曝というもの
    たとえばですけれども、
    今問題になっているセシウムが大量に検出された藁を食べた牛は内部被曝したという事になるんですよね
    そうですね、内部被曝というのは
    放射能のほこりを吸い込んだり食べたりして
    体の中から放射線が出てくる、その放射線に被曝してしまうという意味で内部被曝という言葉を使っています
    外部被ばくというのは放射線が体の外からやってくる場合をさしますけれども
    牛が食べて、食べた藁の中に放射性物質が含まれていて
    牛のお腹の中にある食べ物からどんどん放射線が出てきてしまっているわけですね

    で、その牛肉を私達が食べますと また私達の体の中に放射性物質が入って
    それがずーっと体の中から放射線を出すっていうことですよね
    そうですね
    結局放射能というのは煮ても焼いても 水に溶けても
    放射性物質というのは変わらないのですから
    体の中に入れてしまうとそれで、内部被曝をするという事になります

    近藤:体外に排泄されるという事もあるんですか
    ええ
    たとえば血液に溶け込むような水溶性の物質ですと おしっこになったり、排泄される度に外に出ていくということで
    生物学的半減期ともうしますけれども
    だいたい体の中に入った量が半分になる期間がおおよそ定まっているということで
    体の中からどんどん減少はしますけれども
    ただし、骨とか特定の臓器に定着してしまうと体の外には出ないという事になりますので
    こういう部分がずっと長期的に被ばくをさせていくことになります

    近藤:そうすると放射性物質の種類と期間と臓器とのかかわりになるのですね
    そうですね

    近藤:今のセシウムはどうですか?
    セシウムは物理的な半減期といいまして
    生物の体に入るのではなくてそのままセシウム137などをほおっておくと約30年かかって半分になるという放射をします
    これは物理的半減期と呼ぶんですが
    セシウムが体の中に入ってしまった場合
    人の体の中では約100日で半減期になる
    生物学的半減期は約100日であるということが一応観測されています

    100日で半分になる
    ええ

    ということは、これは0にはなかなかならないんでしょうけれども
    0に近付くためには・・
    100日で半分になり、また100日経てば初めからの4分の1
    というように、半分半分になっていく日にちが100日といわれています

    でも、0にならない限りずっとそこから放射能は出るんですね
    内部に放射線がずっと出続けて
    内部被曝の場合はセシウムですと
    セシウムがβ線(ベータ)を出してバリウムというものに変わって
    バリウムがγ線(ガンマ)を出してですね
    体の中ではβ線を出してさらにγ線を出すという
    そういう2本の放射線を出しますけれども
    外部被ばくでものを言う人はですね、セシウムはβ線しか出さなくてその後のバリウムがγ線を出すのに
    セシウムがγ線だと言ってますけど
    外部被ばくの人はガンマ線しか勘定しないというとても
    これは内部被曝をきちんと正確に見ている物ではありません

    近藤:β線の方が蓄積しやすいんですね
    β線の方が体の中で分子を切断するという作用が放射線の作用であるんですけれども
    この、分子を切断するという密度がγ線よりはるかに密度が高い形で
    集中的に行われます
    それで、内部被曝が特に怖いのは
    福島原子力発電所からの埃もそうなんですが
    放射性物質が原子の1個だけで飛び出すんじゃなくて
    微粒子、あるいは放射性の埃だとも表現されますけれども
    原子が沢山集合した状態で粒になっている
    たとえばですね、
    1マイクロメートル直径といいますが
    1マイクロメートルは1000分の1ミリメートルですけれども
    この粒はもう目に見えない

    見えないでしょうね
    見えないです。
    ただ、この一粒の埃の中に
    原子の数で言えばだいたい1兆個の

    1兆も入っているんですか?原子
    ミクロで見れば、すごい数なんですね
    それで、こういう埃が体の中に入ってしまうと
    1兆個も放射性原子があるものだから、どんどん同じ場所からβ線が出てくるのです
    同時にバリウムという原子に変わっても
    原子そのものは同じ原子で名前だけ変わるという事になるものですから
    γ線もやはり同じ場所から出ると言う事になる
    内部被曝の場合は相当集中した被ばくがなされます

    あー。同じ場所から集中して放射線が出てくる。そこが恐さの一つなんですね
    そうですね
    その怖さが、放射線が電離作用と呼ばれていますが
    電子を原子から吹き飛ばしてしまうというその作用は
    色々な生体の分子がありますけど、分子を切ってしまう。切断してしまうという効果をもたらしますので

    体の組織がバラバラに細かい部分で
    ものすごく細かい単位でバラバラに引き裂かれてしまうようなものですか
    そうですね
    それで、この分子切断がなされても生物の修復機能というものがかなりたくさん働いて





    ただ、切断されたところが
    周囲は切断されていなくてきちんとしたものがある場合は
    切られた者同士の相手がはっきりと分かるので元通りになる可能性が非常に高いのですが
    内部被曝の場合は
    これがギシギシと切断されてしまうことになるので
    つなぎ間違えてしまうんですね
    そうすると遺伝子が変性されるという
    組み替えられて

    あ、組み替えられて遺伝子が全く別のものに・・
    別のものになってしまってですね
    これが生き延びると二つの大きな作用が出てくるといわれています
    ひとつは、
    その人の体の中で、同じ場所が変性されることが何回も何回も
    40回も50回も繰り返されると
    癌になってしまうと言われています

    そういうメカニズムで癌になりやすくなるんですか
    ええ
    ですから、時間がかかって随分後になって5年10年20年という
    そういう後になってから癌になってでてくるということになります
    これが晩発制の癌と呼ばれていますけれども、これが一つ後になって恐いものです
    もうひとつ恐いのは
    遺伝子というのは全く同じ遺伝子を
    細胞分裂をする時に次々と同じ遺伝子を作る構造を持っている物ですから
    卵子や精子や遺伝子が組み間違ってしまったものがありますと
    組み替えられた不安定な遺伝子が子どもや孫に伝わってしまいます
    そういう作用がありまして
    これは物理的に明瞭に必ず出てくる二つの効果なんです

    まちがって、間違った組み合わせになってしまった物が
    同じものを何本も何本も出していく。それが遺伝していくということなんですね
    ええ

    こうした恐ろしさを持っている内部被曝ですけれども
    いろんな基準の中にこの内部被曝が考慮されていないという事を聞きました
    たとえば、今福島の子どもさん達に
    学校の校庭などで遊んでもらうための土壌の基準はどうしましょうかという時に
    年間20ミリシーベルトというのを基準にしましょう
    となっているんですが、
    これには内部被曝は入っていないんですか
    結局ですね、
    国際放射線防護委員会という、こういう組織が被ばく線量を計測するような基準になっているんですけれども
    このICRPというのが政治的ないきさつから見ると
    アメリカが核兵器による放射線からの病気が引き起こされるという事を隠す目的で作られたという様な生い立ちを持っていて
    内部被曝を、このICRP国際放射線防護委員会の基準は
    内部被曝を測ることが出来ないような基準にされてしまっているんですね
    それで、内部被曝が分からない方たちが20ミリシーベルトだなんて値を もて遊んでいますが
    これはとんでもないことだと思います

    近藤:それは先生、広島、長崎と関係あるんですか?
    あります
    広島、長崎の原爆を落とした後に
    アメリカがあの威力の大きさに一つはびっくりする
    それからもう一つは
    1ヶ月ぐらい経った後にまるっきり原爆で傷を負わなかった人がバタバタと亡くなっていく
    爆心地に後から来た人たちがバタバタと亡くなっていくというということを
    世界に知られないようにと、大慌てで隠して
    広島、長崎に1か月経った後命を失っていく人達は皆無であるというような宣言を
    マンハッタン計画の情報担当総が日本に来て発言して
    その後、占領という事を利用して原爆のデータを一切秘密管理してしまったんですね

    実は広島、長崎でも内部被曝の資料をアメリカは持っていたにもかかわらず、それを隠したと言う意味ですか?
    内部被曝を隠すことにはもう一つ重要なことがありまして

    先生。矢ケ崎先生申し訳ありません
    この話は非常に重要な話しできっちりうかがわなければいけないんですけれども
    今日番組の時間が十分ございません
    また、日を改めてこの話をちゃんと伺ってよろしいでしょうか
    ええ、そうしてください
    ただ、ですね
    今、牛の被ばくが見つかった
    こういう事態がそもそもどうして出てきたかというと
    国が被ばくをさせてはいけないという基準を持っていないんですね
    先ほど申し上げましたように放射線というのはそういうふうに遺伝子を痛めつけるというわけで
    できるだけ0がいい
    ところがですね、限度値を設けて限度値よりも低いものは安全だ食べなさいというのです

    そこの考え方に非常に大きな問題があると矢ケ崎先生はおっしゃるので
    この話と広島長崎とどう関連しているのかというところをまた日を改めて伺わせて下さい
    つまりとにかく今の牛の問題一つをとりましても内部被曝に安全なものは無いと言う考え方に基づかないと
    ダメだというのが先生のご主張だと理解していいですね
    はい。
    この考え方に立たないと国民の被ばく、国民の命をきちっと安全に保って行く事は絶対にできませんので
    政府は是非これをやらなければいけない
    決断しなければいけないところですね

    はい。
    どうもありがとうございました。

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    原発 放射能 水道 食品汚染 TPP

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