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    原発問題 -The Truth is Out There-

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    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

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    IWJ特報!第33号「属国的な、あまりに属国的な」奇観(後編) 

    IWJ特報!第33号「属国的な、あまりに属国的な」奇観(後編)

    第33号
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                岩上安身のIWJ特報
    「属国的な、あまりに属国的な」奇観
    〜CIA情報提供者ジェラルド・カーティス氏、小沢一郎を散々になじるの図〜
    4月26日英語講演翻訳全記録 後編
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    (IWJより転載許可済み)

    (前号の続き)

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    ◆「今回の起訴やマスコミのバッシングの責任は、小沢一郎氏自身にある」
    ===================================

    記者Cの質問「中野 晃一氏は、小沢さんは、昔から過大な労力やアイディアを捧げてきたと言いましたが、日本では、彼は常に自業自得というように描かれています。では、彼はどこで間違ったのでしょうか。違う世界であったなら、彼の素晴らしいアイディアを実行し、彼の力を発揮できたのでしょうか。彼は、ただ不運だったのでしょうか、それとも、やはり全ては彼自身の欠点がもたらした自業自得なのでしょうか?」

    中野氏「彼と、彼のサポーターは、彼が悪者扱いされるのは、彼が汚職をしたという事実無根の疑惑をかけられているからとだと言いますが、それは違うと思います。カーティス氏も言っていたように、彼は、昔の政治をしていて、怪しい金銭的な事にかぎらず、彼の政治の仕方と、彼の、他の政治家との関係の築き方にもあるのです。

    国民は、小沢さんのことを余り好きではありません。メディアが彼を悪者として描き続けているということもありますが、それは、一部は、本当かもしれませんが、彼自身のメディア嫌いが招いたものでもあります。彼はボス的な古いスタイルで他の政治家と接し、子分がいたりと、やはり古い政治家というイメージがります。政治は個人の性格重視ではなく、もっと政策重視にするべきだと言う人もいますが、小沢さんは、他の政治家と同様、風見鶏でもあり、長い政治生活の中で、色々と方針も変えてきていて、犠牲を払ってきた人です。

    問題は、彼の支持者にもあります。なぜなら、彼等は小沢さんをなぜ、支持するのかということをちゃんと言葉で伝えきれていないからです。彼等は、小沢さんをすごい人だからと言いますが、直接会ったことのない有権者にとっては、一種のカルトにしか見えないのかもしれません」

    カーティス氏「小沢さんの印象的なところは、彼に共感し引きつけられ、彼と組んできた政治家が、その後、早い段階で離れていくという点です。彼は、完全な忠実と合意を求めるため、批判を簡単に受け入れる政治家ではないと見受けられます。だから、合意できない年配の人達は、彼のもとを去っていき、最終的に彼の周りに残っているのは、若手の人達ばかりなのです。

    彼のやり方を見ていると、昔から彼は、人を追いやってきたのです。細川さんが首相を辞めた時、小沢さんは社会党に対して自分の言う通りにするよう要求したため、社会党は自民党と組み、村山首相が誕生しました。これは小沢さんのしたことなのです。

    彼の性格は、幹事長時代から明らかでした。その時、若かった彼は、支援を必要とする年上の宮沢さんのような人達にひざまづかせるに等しい程にお願いさせるようなことをしていたのです。彼はこのような資質を持っていて、逆なでするような事をしてきたのです。

    小沢さんは、すごい力を持っています。だからこれほど長く重要な政治家としてやってこれたのでしょうが、彼の問題は、彼自身が招いてきたのだと思います。体制が彼を革命家だからやっつけたということではなく、彼自身が常にこのような行動をとってきたということです。責任は、彼自身にあるのです」


    ===================================
    ◆消費税増税を巡り日本の政局はカオスになる
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    記者Dの質問「これは、野田さんと増税案への影響と再稼働に関しても影響はあるでしょうか?」

    中野氏「私は、カーティス氏の増税案に関しての分析とは、少々違う考を持っています。小沢さんは党首になることは難しいと思いますが、彼には、まだ、野田さんに問題を与えるほどの力はあると思います。小沢さんが反増税なので、野田さんは、突き進む事に躊躇するかもしれません。

    一つのシナリオとして野田さんは、増税を押すふりをして、票は入れない(本気で賛成はしない)可能性もあります。自民党もまとまっていないので、野田さんは、自民党からも支援をもらう事はできないと思います。野田さんは、増税案を可決することなく、今国会終了まで、首相でいる可能性があり、そうなれば全ては9月の選挙に集中するでしょう。

    小沢さんは、再稼働に反対ではないが、彼のグループ内では考えが分かれていて、国会自体、そして国民も割れている事を考えると、TPPや増税に関しては反対の姿勢を示せても、再稼働に関しては、(野田首相との)合意には至らないと思います」

    カーティス氏「増税案について付け加えるとしたら、晃一氏が言うようにどうなるか誰にも判りませんし、色々な可能性があり得ると思います。ただ、この案を可決させる方法としては、野田さんと谷垣さんが合意し、期限を切って選挙をすることです。

     自民党は、選挙が約束されなければ合意はしないでしょうし、野田さんは、案が可決されない限り選挙はしたくないはずです。民主党は、どうするか割れています。野田さんの側近には、野田さんが案を引き戻して、現時点での投票を避け、9月以降まで延期して自民党の総裁が別の人と入れ替わる事を望んでいる人もいるようです。

    野田さんは、断固として、今国会でこの案を議決したいと言っていて、絶対に考えを曲げないと思います。代わりに自民党が危機を回避するために折れるかもしれません。小沢さんが反対している事と彼が戻ってきた事を踏まえ、自民党は、民主党の亀裂をもっと大きくしたいと思っているでしょう。

     最終的に、この増税案が否決されても、あるいは、自民党の合意を受け、可決できたとしても、どちらにせよ、選挙は行われるはずです。選挙が行われないという確率は低いと思います。この増税案が今、可決されなくとも、今後6月から1年後には確実に、7%の増税案は可決されるでしょう。なぜなら民主党と自民党の両党はこの案に賛成であり、選挙後であってもこの案が工程表の1番目に実行することになるからです。

    現時点で否決されたら、メディアが、予算がとれないと大騒ぎするかもしれませんが、ポイントは、2つの党が一致してしまっているということで、すべては権力闘争で、政策の問題ではないということです」

    御覧の通り、カーティス氏の、消費税増税法案可決へのこだわりは、実に「異様」にうつる。どうあっても消費税を増税させたいと願っているらしい。そのようにしか聞こえない。彼の前のめりの演説はまだまだ続く。

    カーティス氏「これは、自民党にとっては、複雑な状況で、この法案に賛成でありながら民主党に対し、反対し、選挙後には、この法案にやっぱり賛成するなどという本末転倒な行動はとれません。だからどうにかして、自民党は、選挙を妥協策としてこの案に賛成するはずです。

    したがって今、選挙をしたら、民主党も、自民党も、過半数を得れず、橋下さんとみんなの党が、裁決権をえられるほどの議席を得る可能性があり、結果、日本の政治は今以上に混乱するでしょう。この5年間以上に、もっと短命な政権が誕生し、このような政治の混乱は、はてしなく続き、結果、日本政府は、何もなされない、何もすることができない状態になると思います」


    ===================================
    ◆「官僚やCIAによる陰謀説は、馬鹿げた話」
    ===================================

    ここで、新月通信社のマイケル・ペン氏が質問に立った。

    記者E(マイケル・ペン氏)の質問「カーティス氏は、小沢さんは、自業自得だと言いましたが、私は、そのお考えに少々疑問があります。小沢さんは、2006年に民主党の代表になり、党に力、政策のアイデンティティを与えましたし、2009年には、首相の座に近い所までいきました。彼は党のサポートを受けてました。このように、政権交代の時に代表になり得なかった理由は、今回の裁判以外に何も考えられないからです。

     週刊誌でも取り上げられた通り、今回の訴訟はでっち上げだったといっても過言ではないほどの証拠が判っています。FCCJのメンバーでもあるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏によれば、官僚が、検察を使って、自分達の権力を揺るがす政治家をおとしめるということを行っているようなのです。週刊誌は、橋下さんに対し同じ事が起きる可能性があることを警告しているくらいです。このように、官僚が検察をつかって、政治家を封じ込めるという説について、どう思われますか?」

    カーティス氏「私は、信じません。5年半首相だった小泉さんも官僚とは仲は悪かったですし。反論するつもりはありませんが、もちろん、検察システムや、検察審査会など、起訴したり、起訴しなかったりと、システムのやり方には、疑問点や臭う点が多くあり、理解しがたい部分があります。これから色々追及されていくでしょう。

     私をアンチ小沢と言われますが、そうではありません。私は、色々な面を分析します。彼の力も認めますし。ただ、彼は、自民党を出て、どちらが先だったか忘れましたが、新進党、新生党を作り、それがうまくいかなかったら、自由党を作り、そして小渕さんと一緒になり、今度は、保守派と連立を組み、そして、今度は、小渕さんに対抗して、連立から出て行ったら、小渕さんが翌日、脳卒中で亡くなってしまった。

    小沢さんは、次から次へと間違いの連続を犯し、猫には九つの命があると言われるように、小沢さんは、いつも復活してくるのです。そして彼は今また、戻ってきましたが、弱くなっています。

     彼は、90年代には、多くの人にとってヒーローのような存在で、メディアからも讃えられていたのです。ですから、メディアがずっと彼を叩いていたのではないのです。彼は支持されていたのです。

    90年代頃から歴史を見ても、彼が自民党を出た理由は、政策の違いのせいではなく、単に権力を得られるチャンスがあったからです。そして細川さんで、その権力を手に入れたのです。彼は細川政権の黒幕だったのです。なのに、彼はそれを自身で台無しにしたのです。

     細川さんが掲げた7%の増税案は、元々は、小沢さんが財務省と裏ですでに取り決めたことだったのです。そして、細川さんが増税案を出したら、うまくいかず、彼は落ちて、その後、今度は、社会党との連立を自ら壊したのです。このように、彼には色々な事をしてきた歴史があるため、陰謀説は、面白いネタにはなるかもしれませんが、日本の政治の現実ではないと思います。

    司会の質問「それでは何故、検察は改革派だった小泉さんを追及せず、小沢さんをこれほどまでに、追及したのでしょうか?」

    カーティス氏「小泉さんは、資金調達もあまりできなかったし、派閥もなく、昔の手法で政治をしなかったのです。彼は国民に直接、語りかけ、力量は使わずに、カリスマを使って、それまでとは違った手法の政治をした人です。検察にとっては、追及が難しい人だったのでしょう。そのような人を金銭的なスキャンダルで捕まえることはできません。

    反対に、小沢さんは、昔の政治をしていたので、いいカモだったのでしょう。だから、格好の標的だったのです。私は決して、彼がやった事が法律違反だったとは言っていません。私が言いたいのは、官僚を非難した政治家は他にもいましたが、小沢さんのような境遇を被った人はいないということです。

     陰謀説を唱えることは、簡単すぎると思います。アメリカの政治においての陰謀や、CIAへの情報提供者の存在といった、陰謀説を日本人の多くが唱えるようですが、そういうような、よく耳にする馬鹿げた話(ゴミ、でたらめ)の多くは、事実をしらなければ興味深い話に聞こえるかもしれませんが、私は信じませんし、そういうふうには、見ていません」

    マイケル・ペン氏の質問に対するカーティス氏の反応は、非常に興味深い。ペン氏の質問は、「論争」的ではあったものの、官僚など日本国内の既得権力層が検察を使って小沢氏排除に動いたのではないか、という質問である。彼はCIAという言葉も、米国の謀略という話も、カーティス氏自身への疑惑にも触れていない。なのに、カーティス氏は、「陰謀説」「CIAへの情報提供者」などと、自ら言及し、「反論」を始めてしまった。語るに落ちたとは、とはこのことだろうか。


    ===================================
    ◆石原慎太郎氏と橋下徹氏は、影響力を持つことはない
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    記者Fの質問「お二方は、石原慎太郎さんのことについて述べられていませんが、橋下さんのグループが上がってきたら、彼等は、橋下さんの味方になると思われますか、それとも、足を引っ張る存在になると思われますか?」

    中野氏「彼等は、話し合っていると思いますが、私自身は、橋下さんを好きではありません。彼には、中央政府での成功は難しいと思います。次の総選挙で、彼は相当な影響力を得るでしょうし、彼のグループの候補者は、かなりの議席を得られると思いますが、それは早い段階で失敗に終わると思います。

    地方自治では、人気があり、口がうまいだけで何もしない人でも、成功できるかも知れません。でも、物事をストレートに言うから人気があるといっても、システムが全く違い、連立や妥協案を練ることが必要不可欠の中央政府では難しいのです。

     石原さんの場合は、逆に彼は中央政府でうまくいかなかったため、都知事になったのです。彼は(自民党の)総裁に何度かなろうとしたのですが、なれなかったのです。地方自治では、独り舞台が許され、メディアも放っておくのですが、中央政府に入ると、もっと注目され、批判も増え、同じようにはいかないのです。

    石原さんの経済政策方針としては保守的で、増税案賛成で、橋下さんや名古屋の河村さんのように増税案に反対ではありません。石原さんは、再稼働賛成ですが、橋下さんは今のところ反対で、合意していない点は多々あります。日本のメディアが、選挙に向けて圧勝しそうな人について色々と書き立てていることは時間の無駄だと思います。橋下さんと彼の支持者が、かなりの議席を勝ち取ったとしても、それでどうこうできるほどではないと思います」

    カーティス氏「中野氏と同意します。次の選挙が、特に今年選挙があった場合、橋下さんは、裁決権を得られるほど、相当数の議席を勝ち取る事ができるかもしれませんが、彼のグループが中央政府において、政治を左右するほどの権力を持てるまでには至らないと思うので、混乱するといった理由はそこにあります。

    なぜ選挙が今年行われると断言できないのは、民主党も自民党も、来年の夏まで選挙を延期してダブル選挙にもっていけば、それまでの間に国民が橋下さんの本性と政策目標をもっと知ることができ、国民はそれに反対するであろうから、そうなれば、橋下さんは自然消滅すると考えているからです。しかし今年、選挙が行われれば、現在の彼の人気で議席数を得られるでしょう。

     石原さんは、首相にすごくなりたかったのですが、なれなかったのです。彼は長い間、国会にいたのですが、うまくいかなかったので、最終的に辞めて、都知事になったのです。彼は、人気がありますが、支持する人は、彼を個性の強い人として都知事であって欲しいと思っていても、首相にはなってほしくないのです。

    一時的にはカリスマに惹かれるかも知れませんが、良識が働き、物事をよく見分け、危機を回避する事ができる国民なのです。橋下さんを首相にしてリスクを負うことはしないと思います。ですので、中野氏が言った通りだと思います。

     石原さんと橋下さんには、考えの相違がありすぎます。平均年齢80歳くらいの石原新党も、あり得ないと思います」


    ===================================
    ◆政府はマニフェストを忠実に実行する必要はない!?
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    記者Gの質問「日本の政府は、二大政党制にゆっくり混乱しながらも向かっていると思いますか?
    それとも、全く違った方に向かっていると思いますか? それとも他の方向に向かっているとしたら、どこへ向かっているのでしょうか?」

    カーティス氏「二大政党制になったとしても、日本では、全く違う政策方針を持つ2党になるのではなく、単に性格の違いや、個々の考えの違いがあるくらいでしょう。選挙システムを変えなければいけないという声が上がっていますが、私もそう願います。複数政党制が日本には、必要だと思います。

     問題は、党には違いはあるのですが、グレー色の違いで、白か黒ではないということです。小沢さんが押している、二大政党制の各党が全く違う政策のマニフェストを作り、選ばれた党がそのマニフェストを実行するなどということをしてる国がどこにありますか?

     そもそも、マニフェストは、すごく重要に聞こえますが、これは、単なる選挙の土台、党の土台に過ぎないのです。マニフェストは各党が作るものなのです。政権を勝ち取った党はその時の情勢に応じて必要な事を実行していくものなのです。なのに、民主党は、マニフェストを忠実に実行していないから叩かないと行けないというのは、おかしなことです。そんなに簡単なことだったら、政治は必要ないのです。

     政権をとった党がマニフェストを官僚に渡して、忠実に実行させるなんていうことは、政治ではありません。日本のメディアが、政権が公約を破ったから酷いと大々的に報じている事は、理解できないし、おかしいと思います」

    カーティス氏が、日本の政治家に何を「指南」しているのか、ここで明らかとなる。日本の有権者との約束を反故にしてもかまわない。優先すべきことはそんなことではない、という「非民主主義のススメ」である。


    司会者の質問「それにしても、政権を勝ち取るために約束したのに、政権をとったら一つもしないのは、どうなのでしょうか?」

    カーティス氏「M9の地震と津波と原子力災害が起きたのですよ。それでも、なお、震災前に作られたマニフェストの公約を忠実に実行して欲しいというのですか?

    あり得ないでしょう」

    カーティス氏が実行を強く迫っている増税も、あるいはTPPも、地震と津波の前から用意されてきた政策である。震災後、国民が苦境にあり、根強い反対があるにもかかわらず、米国の後押しによって、強行されようとしているのである。地震と津波が起きたから、マニフェストを守っている場合ではない、などというのは、とんでもない詭弁である。

    中野氏「橋下さんの状況は、ここ数週間、力をつけてきたフランスのマリーヌ・ル・ペンの場合と似ています。このようなことは、中央ヨーロッパ全体でおきています。このような時代に、二大政党制を現実化するには、難しいことだと思います」


    ==================================
    ◆「日本は、21世紀の政治家が養成されていない」
    ==================================

    記者の質問「政治の混乱が続くと、お二人とも言っていますが、それを広い視野で見た時に、貿易や海外からの投資への悪影響など、2050年には、日本は、先進国ではなくなるという想定がなされていますが、首相がころころ変わる事も含め、これらは、政治同盟国や、貿易相手国にどのような影響をあたえると思われますか?」

    中野氏「日本の政治の混乱は、日本の経済にだけでなく、貿易相手国にも悪影響を与えていると思います。震災後に政府が一丸となって難問を解決できなかった事は非常に残念です。このまま同じような政治が続けば、首相は同じようにころころ変わり、何も達成できない政治は続くでしょう。

     自民党は、すでに80年代後半に過半数をとれなくなり、公明党と連立を組んで、安定した政権ができたのですが、その後、公明党と組んでも過半数を維持する事が出できなくなりました。そして同じように民主党も過半数を得る事ができていません。したがって、現在は、あらゆる政策方針が飛び交っています。民主、自民、両党ともに、経験を生かそうとせず、あたかも英国の政治体制に移行していっているような振りをしているだけなので、支障をきたしています」

    カーティス氏「海外からの投資に対する影響についてですが、あまり影響はないと思います。一つの政党が政権をにぎっていた時でも、海外からの投資に対しては、昔から抵抗があり、今の混乱した政治でも残念ながら、あまり変化はないようです。

     東北の悲劇は、新しい大胆な事に挑戦するチャンスにできたはずだったのです。少なくとも東北地方で新しい事を試していけたはずなのです。規制緩和などの特区を作りましたが、何も変わりませんでした。その特区に関する64ページに及ぶ詳細な説明書が自治体のために作られたのです。あいかわらず何も変わっていません。

     貿易相手国と外交には、最悪な影響を及ぼしています。野田さんは、数日後にワシントンに行きますが、オバマさんは、野田さんを前に、この首相はこれから、どれほどの間、首相でいられるのだろうかと考えるでしょう。そのような首相と、北朝鮮問題にとどまらず、その他の事の情報交換についてもどれだけの時間と労力を費やしたいと思うでしょうか。

     民主党、鳩山さんが、ここまで仕損じることなく、3〜4年くらい首相でいたら、政治家と官僚の関係は変わっていたはずですし、政治改革もできていたはずです。でも彼は1年足らずで消えて、その次の首相も1年足らずで終わり、今は、3人目の首相。官僚は、ついには別に政策を故意に妨害せずとも、ただ見ているだけで変わるだろうという考えになっているのです。

     小宮山洋子さんは、このほど男女共同参加政策を任命されました。まだ2年半しか経っていない民主党政権ですが、このポストに就くのは、彼女が9人目です。こんな状況で何かできると思えますか。官僚が政治家に権力を譲らないからではなく、政治家が仕損じてしまって、ぐちゃぐちゃだから、官僚が権限を握るのは当たり前です。こうした状況こそ、この政権交代の悲劇なのです。

     自民党が権力をなくし、政権交代ができた事は、とてもよかった事だと確信しています。これは長期に及ぶ崩壊の一部に過ぎず、必要なプロセスなのですが、現段階では想像力がない崩壊です。いつかは、その想像力が封を切る時がくると信じていますが、私もそれを目撃したいので、私が生きている間にできればと思いますが。それにしても彼等は本当に酷く仕損じてしまったのです。彼等がしでかしたことは、釈明の余地がないほどです。それは、やはり、リーダーシップに起因すると思います。

     最後に、私は、日本の政治家を40〜45年あまり知っていますが、昔は、政治家は、養成システムがありました。派閥に入り、先輩達が後輩に教えていったのです。官僚との関係など、部会にいき、官僚にあって、その分野の知識を積んで、族議員になっていったのです。昔は、政治家は養成されていたのですが、現在は、養育システムが崩壊してしまって、養成されていないのです。

    大国と呼ばれる国の中で、首相、外務大臣、防衛大臣、経産大臣や、その他の大臣が英語で会話ができないのは日本だけです。それが日本です。英語が堪能である必要があるとは、言ってはいませんが、今日のリーダーは、せめて、相手国が理解できるくらいの英語で、コミュニケーションがとれないといけないと思います。

     もちろん中曽根さんや、小泉さんのように、語学力がなくてもコミュニケーションがとれる人達もいましたが、こういったことは、21世紀に政治家として成功するには重要なことなのです。

     日本では、色々な分野にも当てはまることですが、昔のシステムがなくなっているのに、新しいシステムがまだできていないのです。経験豊かな小沢さんは、田中角栄、金丸信、竹下登の膝元にいた人で、彼ら同様、昔の政治をする人なのです。でもそれは、現在の日本にはそぐわないのです。

     だから、今回の無罪判決は、これといった変化はもたらさないと思います。彼は、もう権力を握ることも、首相になることもできないと思います」


    司会者「お話ありがとうございました。興味深い分析をありがとうございました。今後も政治の混乱と分裂は続き、そして、東北についてはチャンスを失ってしまったということ、小沢氏の勝利が新たな悩みの種となるという分析も印象的でした。本日は、ありがとうございました」

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