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    原発問題 -The Truth is Out There-

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    首都圏を襲う、超高線量の「黒い物質」 2012年06月01日 志葉玲 

    首都圏を襲う、超高線量の「黒い物質」
    2012年06月01日 志葉玲
    http://reishiva.jp/report/index.php?id=5888
    http://reishiva.jp/report/?id=5891
    http://reishiva.jp/report/?id=5896 より

    超強力な放射線を出す、謎の「黒い物質」が、福島県南相馬市内で発見された―市民グループが記者会見したのは、今年2月のこと。「キロあたり108万ベクレル」というケタ違いの線量は衝撃的なものの、「南相馬での特殊な事例」として受け止められていた。ところが、その「黒い物質」は東京都内にも存在していたのだ。


    ◇原子炉等規制法安全基準の2430倍!脅威の「黒い物質」

    発見した市民団体、NO!放射能 「東京連合こども守る会」の石川あや子代表が明かす。「江戸川区のJR平井駅周辺で、それらしきものを見つけ、採取したサンプルを検査したところ、最大でキロあたり24万3000ベクレルという数値が出ました」。南相馬市のそれには及ばないものの、それでも原子炉等規制法で定められた「安全基準(クリアランスレベル)」の約2430倍という途方も無い数値だ。「放射線検知器を近づけてみると、明らかに反応があるので、線量が高いのかなとは思っていたのですが、まさかここまでとは…」と石川さんもショックを隠し切れない様子だ。しかも、「注意して見ると、いたるところにあります」と石川さんは言う。そこで「黒い物質」の調査に筆者も同行した。

    JR平井駅から、徒歩10分程。小公営団地のそばの運動場で「黒い物質」を発見する。フェンス近くに何ヶ所に吹き溜まっていたそれは、一見、黒い泥のようだが、よくよく観ると乾燥して干からびたコケの様にもみえる。「この前来た時と微妙に場所が変わっていますね。風雨で移動したのかもしれません」と石川さん。彼女が、ガイガーカウンターより信頼性の高い、国産のシンチレーション式放射線検知器を、その「黒い物質」に近づけると、数値が上昇し、毎時2マイクロシーベルトを超えた。東京の一般的な空間線量(地上1メートル)の約20倍だ。放射線計測が専門で、今回、東京の「黒い物質」のベクレル数を計測した山内知也教授によると、一般的に携帯式の放射線検知器は周囲の放射線量の平均値を表示するため、少量の物質に検知器を向けて数値が上昇するならば、その物質が極めて強い放射線を出していることを意味するのだという。

    石川さんが何かを見つけて「ああ、やっぱり…」とため息をつく。見てみると、子どもが指で触った様な痕が「黒い物質」の上に残されていた。
    「子どもは泥遊びとかしますから、その危険性を知らずに触れてしまうことを恐れていました」と石川さん。調査時も、この運動場や道路を挟んで隣り合う公園で、子ども達が遊んでいた。直接触れる以外にも、危険性はある。「脆くて、踏んだりするとすぐ粉々になって、非常に細かくなります。風の強い日などは宙を舞って、人々が吸引してしまうかもしれません」(石川さん)。
    確かに、もし吸入すれば、内部被曝は避けられないだろう。

    石川さんとさらに歩いていくと、団地の道端や、国道沿いの歩道でも、「黒い物質」を発見した。「先日、学校の正門や通学路などでも、見つけました。雨水がたまって後、乾いたところや、風の吹き溜まるところなどで、よく見かけます」。数時間程度、歩きまわっただけで、「黒い物質」らしきもの何ヶ所もの場所で見つけたのだった。


    ◇「黒い物質」の正体は?濃縮のメカニズムは?

    この「黒い物質」は一体何なのか。最初にこの「黒い物質」を発見し、調査してきた市民グループの一人である南相馬市の市議会議員・大山弘一氏は「正体は、藍藻という微生物です。東北大学の鈴木三男教授に調べてもらい、確認しました」と語る。「これが地表や雨水に含まれる放射性セシウムを吸収し、その体内に貯め込んでいるのです」。藍藻とは、植物のように光合成するバクテリアの一群で様々な種類があり、地上性のものは、菌類と共生し地衣類として、コケの様な外観を持つものもあるという。
    前出の山内教授もこう警鐘を鳴らす。
    「チェルノブイリ原発事故の後、地衣類が放射性物質を吸収し、それを餌とするトナカイからも、高い濃度の放射性物質が検出された事例がありました。南相馬市や江戸川区などでの、微生物がセシウムを濃縮するという問題は、決してその場所だけではなく、普遍的な現象として、日本各地で起こりうることとして、注意喚起していく必要があります」(山内教授)
    一方、火山学者の早川由紀夫教授(群馬大学)は「黒い物質」は生物濃縮によるものではなく、「人工物に囲まれた都市の中で、放射性物質が地中に浸透せず、風雨で寄せ集められたもの」との見解を示す。早川教授は、自身のブログで、「黒い物質と側溝のシーベルト」として、関東各地の線量を紹介している。
    「黒い物質」の濃縮のメカニズムは、まだわからないことが多いが、藍藻にせよ、風雨による集積にせよ、いずれも自然現象なので、程度の差はあれ、原理上は3.11原発事故で放射能の降った地域の全域で起こりうるとみるべきなのだろう。


    ◇次々に発見される「黒い物質」

    実際、石川さん以外からも、東京近辺の「黒い物質」の情報が寄せられている。各地の放射線情報を共有するサイト「測ってガイガー」に自身の計測した数値や現場で撮影した写真を投稿しているハンドルネーム Sonntag さんは、葛飾区の水元公園の周辺や千葉県のJR北松戸駅近くなどで、「黒い物質」らしきもの発見。線量を計測したところ、毎時2~4マイクロシーベルトの高い数値を記録した。
    フリーの映像作家で、韓国KBS放送などにも原発関連の映像を提供している横須賀裕治氏は、茨城県の日立市や高荻市で、「黒い物質」らしき高線量の物質を発見。その線量計測の様子の動画をYoutubeで公開している(横須賀氏のチャンネル)。横須賀氏は「黒い物質」の剥がれやすさを確認するため、指で擦ったところ、その部位が火傷を負ったように固くなり「剣山で殴られたかのような痛み」というような症状が出たのだという…。

    ◇南相馬市の市役所前にも「黒い物質」!

    「1kgあたり108万ベクレル」の黒い粉が発見された福島県南相馬市。だが、その後の調査で更に深刻な事態が明らかになってきたという。前出の大山市議から連絡を受け、筆者は同市に急行した。「南相馬市鹿島区で最高キロあたり343万ベクレル、横川ダム近くで419万ベクレル、小高区では557万ベクレルもの『黒い物質』が発見されました。福島県内では二本松市でも有志の調査が始まりました。ガイガーカウンター等で計測した感触だと、専門機関で計測すれば500~1000万ベクレルという数値を出すかもしれません」(大山市議)。

    大山市議の案内で、南相馬市内を探索する。驚いたことに南相馬市の市役所の敷地内や目の前の道路で、「黒い物質」を発見した。大山市議と私が線量を計測しているそばを、子ども達が半袖半ズボンで、マスクもせずに通りすぎていく。「これが南相馬の現実なのです」と大山市議が顔を歪ませる。「先日、封鎖解除された小高区で入った時、おばあさんが『黒い物質』をチリトリでとって、なんとプランターに入れていました。さらに、黒ずんだバケツの水で窓ふきを始めました。何も知らずにマスクもせずにせっせと家や道路を掃除しているのです。私は、慌てて車を止め、内部被曝の危険性について説明しましたが、わかってもらえませんでした。このままでは 大変な被害が出てしまうでしょう」(大山市議)。

    筆者も後日、南相馬市の除染対策課に「黒い物質」が市役所前にあったと電話したが、応対した職員は「何マイクロシーベルトでしたか?その辺の草原でも普通に2~3マイクロは出ますよ」と特に興味を持たない様子だった。後日、筆者が南相馬市役所前で採取した『黒い物質』を検査したところ、やはりkgあたり50万ベクレル超のセシウムが検出された。既に書いたように、ただ空間線量で測るだけでは、『黒い物質』の本当の危険さはわからないのである。


    ◇「黒い物質」にはストロンチウムやプルトニウムも含まれている?!

    「黒い物質」はセシウムだけでなく「ストロンチウムやプルトニウムも吸収している可能性がある」と、大山市議は言う。南相馬市は今年2月、市内で採取したものを、財団法人日本分析センターへ検査を依頼。今年4月26日に市議会に提出された資料によると、検査結果からは、少量ながら、ストロンチウム89、90やプルトニウム238、239が検出された。これに関する資料では「東日本震災前に検出された値を超えない」とされている。だが、大山市議はこう疑問を呈す。「原子力災害現地対策本部が発表した福島県全土の土壌のプルトニウム238の分析結果では南相馬はND(不検出)になっています。それなのに、今回、5検体全てから出ているのはどういうことなのでしょうか?そもそも、市提出の検体は、既に除染された地域で、しかも、雪が続いた後で水分が多く含まれた『薄い』もの。調査は検体の採取からやり直すべきだと思います」(大山市議)。
    現在、大山市議は「黒い物質」を専門機関に依頼して、その詳しい分析を続けているという。

    ◇責任逃れ、杓子定規の基準―鈍すぎる政府の対応

    明らかに危険物である「黒い物質」だが、政府の対応は迅速とも適切とも言いがたい。筆者がまず電話したのは、内閣府原子力被災者生活支援チーム・放射線班。応対した職員は「そういうものが存在することは、報道等で知っている」と答えたものの、具体的な対策については「詳しい話は南相馬市役所の生活環境課に聞いてくれ」と丸投げ。仕方なく、言われた通りに同市生活環境課に電話したものの、同課の係長は明らかに当惑している様子。専門家集団でもない、ただの市役所の職員なのだから、無理もない。南相馬市では、財団法人日本分析センターに「黒い物質」の検体を提出し、検査を依頼したものの、それ以上の動きは「今のところはありません」(同生活環境課)とのこと。同市除染対策課にも問い合わせたが、やはり「(『黒い物質』に)特別に対応しているわけではない」とのことだった。

    除染の管轄といえば環境省。同省の放射性物質汚染対策特措法措置法施行チームに問い合わせてみたが、杓子定規な方針が現実の状況に対応していないことを確認させられただけだった。「除染は、地上50cmから1mの空間線量が、年間20ミリシーベルト、毎時に直すと3.8マイクロシーベルトという基準で行なっています」(同チーム。福島県外では毎時0.23マイクロシーベルト。)。しかし、「黒い物質」が落ちていても、周囲地上50cmから1mの空間線量を激増させるわけではない。つまり、環境省の基準では、24万ベクレル/kgの「黒い物質」が発見された江戸川区での様なケースに対応できないのだ。

    前出の山内知也教授は「空間線量にのみこだわる国の姿勢が問題」と指摘する。「文科省が各地の線量をモニタリングしていますが、空間線量はその地域の平均値にすぎません。しかも、上空から飛行機でガンマ線を計測した、言わば『上から目線』のデータ。放射能汚染の実態を正確に把握するためには、地上で綿密に計測していくことが必要です。地上1 m高さでは、除染の基準とされている空間線量よりも低いレベルの地域であったとしても、1kgあたり24万ベクレルという土壌物質が存在するという事実は、重要な事柄として周知される必要があるでしょう」


    ◇危険だが、対応しやすくなった面も

    「黒い物質」は、非常に厄介な存在だが、「捉えようによっては悪いことばかりではない」と前出の石川あや子さんは語る。「それ自体は見えない放射能と違い、目で見つけるのは簡単です。水が流れて渇いたところなど、ある場所も予測がつきやすい」。大山弘一市議も「湿っていて、程よく日が当たったり、日陰になったりするところに多い」と言う。山内教授も「それっぽいものに、放射線検知器を近づけて反応があれば、まず『黒い物質』でしょう」と、特定しやすさを強調する。「黒い物質」と思しきものには、手を触れない、近づかないようにすることで、被曝リスクを軽減させることができるだろう。もっとも、風の強い日には飛散する危険性もあるため、やはり、行政が放射性物質の扱いに精通したプロに、除染を依頼することが望ましい。


    ◇小出裕章氏が一喝「ただちに『黒い物資』を除去、厳重管理せよ」

    40年以上、原発や放射能の危険性を訴えてきた、小出裕章氏(京都大学原子炉実験所)は、国の対応の鈍さをこう叱り飛ばす。
    「東京都内でキロあたり24万ベクレルという数字は非常に驚きです。職務上、放射性物質を扱う私でも、10万ベクレル以上のものは、そんなに毎回の様に接する線量のものではありません。扱うにしても、法令で厳しく管理された、放射線管理区域でのみ扱い、外部には絶対に漏らさないように義務付けられているのです。本来、環境中に存在してはいけないものであり、人々の生活する場所にある事自体がおかしなことであり、法律違反なのです。法令では、『放射線障害防止法』というものがありまして、それに関連する基準によるとセシウム134、137の濃度が1kgあたり1万ベクレル以上含むか、総量で1万ベクレル以上を含む物体を『放射性同位元素』として扱うことになっています。これらは速やかに除去され、ドラム缶等に封じられ、しかるべき箇所に厳重に保管されるよう、定められているのです。本来であれば、『黒い粉』もすぐさまそうした措置を取るべきでしょう。環境省の除染基準など関係なく、既存の法令に従って、しかるべき対応がされるべきなのです」(小出氏)。

    小出氏は、今回の「黒い粉」への対応も含め、事故以前の放射線関連の法令や安全基準が、事故後、まるで無かったかのようにないがしろにされていることを懸念しているという。
    「3.11を境に世界が変わってしまった、そんな気すらします。原発事故から1年が経って事故当時の緊張が薄れているかもしれませんが、事故は収束などしていません。国が自分で決めた法令を破るようなことを、国民も許してはいけないのです」(小出氏)。


    ◇取材まとめ

    今回、「黒い物質」の取材を通して、改めて感じたのは、政府はまるで3.11原発事故による放射能汚染の被害実態も対策も全然できていないということだ。がむしゃらに原発再稼動をすすめることよりも、今、そこにある危機に対応すべきなのだろう。今後も、本件について、さらなる取材を進めていきたい。

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