11« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»01

    原発問題 -The Truth is Out There-

      : 

    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

    スポンサーサイト 

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。
    スポンサー広告  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

    勾留理由開示公判で明らかになった 「誰でも犯罪者に仕立て上げられうる」現実 2013年2月8日 井部正之 

    勾留理由開示公判で明らかになった
    「誰でも犯罪者に仕立て上げられうる」現実
    2013年2月8日 井部正之 [ジャーナリスト] Diamond Online

    2011年3月の東日本大震災で発生した震災がれきを全国各地で受け入れて処理する、いわゆる震災がれきの「広域処理」。現在大阪市が計画している「広域処理」に対して反対運動が続いているが、そうした反対派の逮捕が相次いでいる。2012年12月には関西の広域処理反対運動のリーダー的な存在である阪南大学准教授の下地真樹氏ら3人が逮捕された。下地氏ら2人は20日の勾留後、釈放されたが1人は起訴された。がれき広域処理の反対運動に対する弾圧との指摘もある一連の警察介入の真相に迫るとともに、今年2月から震災がれきの受け入れを本格実施する大阪市の状況を報告する。

    ごった返す大阪地裁の法廷前

    2012年12月18日午後3時15分ごろ、大阪地方裁判所の6階にエレベーターで上がったところで、思わず声を上げそうになった。

    やたら混み合った廊下で、「職員」の名札をつけた制服姿の男女が開店直後のデパートのように、ずらりと整列していたからである。デパートと違うのは、とくに挨拶をするでもなく若干うつむき気味に無言で並んでいることと、1つの法廷の周囲に数十人という人数の多さである。

    よほど驚いた顔をしていたのか、近くの人が「法廷警備員ですよ」と教えてくれた。

    法廷の警備を担う裁判所事務官がいることは知っているが、1つの法廷の警備に何十人も投入されているのを見ることはそうあるものではない。のちに傍聴者からこう聞かされた。

    「この関係の公判ではいつもですよ。この間なんて、いつもはない衝立があったので奥をのぞきこんだら、機動隊が何十人もいました。廊下にある長椅子も撤去されているでしょ。あれは機動隊が(対象者を)強制的に排除するとき邪魔になるからどけてあるんです。今日は機動隊が見当たりませんが、きっと建物外にバスで待機していると思いますよ」

    JR大阪駅構内で無許可デモを敢行し、駅員の業務を妨害したなどとして逮捕された阪南大学経済学部・下地真樹准教授の勾留理由開示公判は、何十人もの警備員が廊下に整列するものものしい雰囲気のなか、午後3時半大阪地裁604号法廷で始まった。

    いわく付きの勾留決定

    この公判は、裁判所の勾留決定に対して不服がある場合に、被疑者などが法廷で裁判官に勾留理由を明らかにするよう求めるものだ。勾留決定が本当に必要だったのかを公開の場で被告側が裁判官に直接質し、再勾留の決定に慎重になることを訴える機会である。また勾留の取り消しなどを求める手続きの準備にもなる。

    もともと下地准教授の勾留は最初に別の裁判官が却下しており、検察がそれに準抗告して長井裁判長らが合議により勾留決定を出していた。

    「日本では勾留決定はすぐ出されるのに、裁判官が勾留は必要ないと却下したわけですから、よっぽど無理な逮捕だったということですよ」と支援者から聞かされていた。

    こうした「いわく付き」の勾留だっただけに、勾留理由開示公判は注目されていた。

    廷史にとともに現れた下地准教授は、トレーナーに茶色のセーター、グレーのズボンを着ていた。ほぼ満席の傍聴席を見渡して、かすかに笑みを浮かべたようにみえた。

    長井秀典裁判長は下地氏に氏名、生年月日、住所、職業といった形式的な確認をした後、被疑事実の説明を始める。その内容は前回紹介した警察発表を多少詳しくしたもので、おおよそ次のようになる。

    「10月17日午後2時43分からJR大阪駅の駅前路上で開かれた集会で演説。近接する東側通路においてビラを配布。副駅長が『ビラを配るのをやめてください』と警告し、退去を要求したが、これを無視して従わず、退去しなかった。また(JR大阪駅の)御堂筋北口において、御堂筋コンコース内に入ろうとしたのに対し、副駅長が制止した。その他の集会参加者と共謀のうえ、副駅長の足を踏み、ハンドマイクで『何の権利があるんや、邪魔をすな』といって、がれき反対などとシュプレヒコールを上げながら、同駅構内を200メートルあまりデモ行進した」

    前回明らかにしたように、大阪府警の発表では逮捕された3人は不退去と威力業務妨害の疑いがあるとされるが、実際にどのような被疑事実があるのか具体的に明らかにされていなかった。今回ようやくある程度その内容が示された。長井裁判長は「勾留理由などの嫌疑」について続ける。

    「記録によれば、集会参加者等と行動をともにし、誘導するなど重要な役割を果たしていた。関係者の供述によれば、駅員らがたびたび退去を求めたが退去しなかった。駅構外に出ることもせず、不退去の十分な容疑が認められる。(駅コンコース移動時に)被疑者自身が駅員と押し合いになった。デモ行進で被疑者が大声を出していたなど、駅員等の業務を妨害することについて、黙示の共謀がある。駅を退去することに表現の自由に重大な支障はおよぼさないことから、相当な理由がある。本件の犯行について、共犯者やその他の集会参加者と口裏合わせるなどして、罪証の隠滅のおそれがある」

    つまり、下地准教授が「駅員と押し合いになった」ことと、「黙示の共謀」によって駅員らの業務を妨害したことである。この説明がされたとき、下地准教授は頭をかきつつ苦笑いしていた。

    制止しないと「黙示の共謀」

    次に弁護側の求釈明書に対し、長井裁判長が返答をしていく。

    まず駅員がビラ配布を止めて退去するよう求めた相手は下地准教授ではないとの指摘に対して、長井裁判長はこう答えた。

    「ビラ配布の退去要請を受けたのはその他の集会参加者である。相当数の者に繰り返し退去要求が出されたものであると理解している。繰り返し退去要求がおこなわれていた。目の前で演説をおこなっていて、退去要求を知ることができたことが嫌疑。先ほどの対応であれば、違法と評価し得る。足を踏むということまで被告人が認識していたことではないが、共謀の射程内だ。ハンドマイクを使っていたか特定できないが、多数の集会参加者が共謀して業務を妨害した」

    この部分を聞いて、正直耳を疑った。長井裁判長を発言をそのまま受け取れば、ビラ配布をして退去要請を受けたのは下地准教授ではないが、同氏が指導者的な立場でありながら、繰り返し退去要求がされているのを知っていたにもかかわらず、止めるよう言わなかったことが「黙示の共謀」に当たり違法ということになる。あまりにも無理のある説明ではないか。

    駅員と押し合いになったのも下地准教授ではないと求釈明で追及したが、「駅員らの供述によって嫌疑があると判断している」との回答だった。

    下地氏は大学教員で社会的な立場があり勾留が不要との指摘についても、「罪証隠滅について、仲間との打ち合わせや働きかけの可能性があることが勾留理由。(がれき反対の)中心人物であることが述べられている」と機械的に言うのみだった。

    その後、被告側による求釈明と意見陳述に移った。意見陳述に与えられる時間は弁護人、被告ともわずか10分間である。太田健義弁護士はまず求釈明で長井裁判長をさながら“尋問”するかのように事実関係や逮捕理由のずさんさを追及していく。その“尋問”はこんな調子だ。

    ──集会参加者がビラを配布していたのはどこか。通路として通るところか、ある程度オープンな敷地ではないか。

    「文字通り建物内と理解していただいたら」

    ──そうすると客観的にみて、管理地内とわかるわけですね。

    「そうです」

    ――それはどう確認しているのか。映像ですか。

    「それはちょっと……」

    ──証拠ですから、供述じゃない。

    「もちろん現場の写真とかありますよ」

    ──ビラをまいている写真じゃないでしょ。

    「そこはあまり具体的に申すのもあれなので……」


    ──関係者がここでやってましたといったらなんぼでもそういう事実になっちゃうわけね。

    「そこは、ご意見は……」

    ──だから聞いている。ビラをまいていた映像があって客観証拠があってならいいが、10日間も勾留するという重大なことです。関係者がウソをついている可能性があると、そういうご判断はされなかったのか。

    「さきほど申し上げたとおり、関係者の供述で理由があった」

    ──関係者の供述を鵜呑みになさったという理解でいいか。

    「そこはあれで……」

    下地准教授が駅員との押し合いになったという件についてもほとんど具体的な説明はなかった。

    ──下地さん自身が駅員と押し合いになったのはビラまきのときじゃない?

    「そうですね、第2コンコース」

    ──30人くらい参加したということですが、この人だというのは特定できているんですか。

    「そこまでは……」

    ──客観証拠はありますか。

    「駅員らの供述で」

    ──駅員らがあーだこ-だいえば、いくらでも(被疑事実を)つくりあげられると判断しなかったのか。

    「さきほどと同じで答えられない」

    「誰でも犯罪者に仕立て上げられうる」

    太田弁護士の“裁判長尋問”はさらに続き、「黙示の共謀」によって威力業務妨害をしたとの被疑事実にも及んだ。

    ──(威力業務妨害の1つとして挙げられている)足を踏んだことですが、足を踏むことを事前に共謀したということになるが、足を踏んだことを認識してなかったら、黙示の共謀なんてなり得ない。どう共謀になるんですか。

    「共謀の対象は一連の業務妨害行為。行為の一つひとつについて共謀しているというわけじゃない」

    ──共謀にならないなら、被疑事実から外せばよい。

    「妨害の事実にあたるということで共謀の射程内だといっている」

    ──威力業務妨害に関して、当人が認識してもいないのに、足を踏むことが威力業務妨害の範囲なのか。

    「一つひとつの行為の内容まで認識しなければ、威力業務妨害が成立しないことはない」

    ──でも現場共謀なのでしょう。

    「いきなり足踏んだわけじゃない。前後のいきさつから嫌疑はあり得る」

    太田弁護士はこうした“尋問”後、次のような意見を述べてしめくくった。

    「集会活動を続行していたことに黙示の意志連絡が存在したということですが、このような(実際には存在しない)黙示の意志連絡を理由に違法とされるなら、およそ集団での抗議行動などできるものではありません。誰でも犯罪者に仕立て上げられうるものでおよそ認められない。

    駅員と押し合いになったこともまったく事実がない。大声を出していたということも、実際にそのような事実があるのか明らかでない。関係者の供述のみでしかない。

    黙示の意志連絡なるものが認められるなら、およそ個別の行動はなんの意味も持たなくなり、不当なのは明らかです。黙示の意志連絡というのは裁判所が一方的に決めるものでしかない。まさに裁判所がなんとでもできる。このような裁判所の判断は市民運動つぶし、抗議行動つぶしに裁判所が荷担するものであり、とうてい容認できません。

    今回の判断が市民の反原発運動、がれき反対運動に大きなプレッシャーになることは間違いない。

    罪証の隠滅のおそれは下地さんにみじんもない。むしろ警察にある。警察とJRにそうした可能性が高いことは申し上げたとおりです。集会参加者から話は裁判所の認識とまったく違う。でっち上げられている可能性がきわめて高い。それを弁護側で検証する手だてがない。(現状の裁判所の説明を認めるのなら)被疑事実を認めたもの以外は、すべて罪証隠滅の可能性ありとされかねない。

    言論弾圧に荷担した裁判所の判断は許されるものではない。裁判所は警察のほうを向くのではなく、市民のほうを向くべき。いますぐ(下地氏の)勾留をやめるべきです」

    太田弁護士が意見陳述を終えると、傍聴者から大きな拍手が起こった。

    次回は勾留理由開示公判での下地准教授の意見陳述などを報告する。

    原発 放射能 水道 食品汚染 TPP
    関連記事
    スポンサーサイト

    テーマ: 許されない出来事

    ジャンル: ニュース

    真実の追求  /  tb: 0  /  cm: --  /  △top

    トラックバック

    トラックバックURL
    →http://george743.blog39.fc2.com/tb.php/1580-ae8a21d8
    この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

    △top

    原発 放射能 食品汚染 by freeseo1
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。