2017 心境
2017.01.03 Tue 16:15 -edit-
ジョージ @GeogeBowWowです。2017年になりましたが、今の心境をお話ししたいと思います。私は2011年311の直後から今までの常識や正しいとされていることを疑い始めるようになりました。テレビや新聞を信じ、親の言うことや周りの人々の言うことを信じていた普通の会社員だった私でしたが、色々と調べるにつけ、今まで信じていた様々なことがほとんど嘘っぱちだったことに気づき、愕然としました。絶対安全だったはずの原発が爆発するという過酷事故(人災)が起こったにも関わらず、当時の官房長官だった枝野幸男は「ただちに影響はない」と巧妙な言葉を使い我々を被曝させました。時の首相だった管直人は東日本全体に広がった放射性物質が我々に与える深刻な影響を知りながら避難区域を極めて小さく設定し、枝野と共謀し我々を被曝させました。もちろんこの「人々を逃がさない」という「棄民政策」を行ったのは彼らだけではなく、人災事故の当事者である東電、バックにいる官僚を含む「原子力ムラ」の住人達による決断でした。そしてそのバックには「世界の原子力ムラ」直接的にはアメリカの存在がありました。我々は自国政府に棄てられたのだと気づきました。市民、国民の命よりも体制の維持。体制とは「原子力ムラ」であり、「経済システム」であり、「官僚支配」であり、「政治システム」であり、「電通支配のマスコミ」でした。人災が起きた時に人命を最優先にしない国がどこにあるでしょうか。強烈な量の放射性物質をまき散らしておきながら「出たものは我々のものではない」と無視を決め込む電力会社とそれを支持する裁判所がどこの国にあるでしょうか。パンパースを投入して放射能汚染水を止めようとする電力会社がどこにあるでしょうか。原発が止まると電気が足りないと大嘘をつき一番電気を使う都心を停電させず近郊都市を停電させ、信号も消えたので死亡事故も起きたのに責任も取らずマスコミと共謀して「原発事故では誰も死んでいない」と言わせる電力会社がどこにあるでしょうか。人災事故であるにも関わらず強制捜査を行わない警察がどこにあるでしょうか。原発事故に関する東電幹部の裁判で彼らを裁かない裁判官がどこにいるでしょうか。私は調べれば調べるほど怒りが増していきました。これら様々なムラやシステム、体制に対する怒りは強くなる一方でした。そしてその怒りの感情から生まれたのが「ジョージ」というツイッターアカウントであり、私を代弁するキャラクターでした。そして間違っている事をオーバーに「それはおかしい!酷い!」とツイートするのが私の役目であり、そのツイートをフォロワーの皆さんが認識することで「気づき」の人々が増え、この「ムラ」「体制」「システム」を壊し、日本が正常化するのではないかと夢見ていました。私の気づきは次第に増えていきました。それは「近代の世界中の紛争、戦争はアメリカの作戦によって引き起こされていること」「日本が未だ米国の占領下にあること(サンフランシスコ講和条約の英語正文には日本の主権を回復するとは書かれていません)」「日米地位協定により米軍は日本で治外法権を約束されていること」「日米合同委員会とは日本の官僚、政治家へ国策を命令する機関であり日本政府はそれに従っているだけの奴隷集団であること」「明治維新とはイギリスが日本の国家システムを壊滅させるために行ったテロであったこと」「その明治維新政府が過去の歴史を改ざん修正し江戸時代は最悪だったと国民を洗脳し、皇民化教育によって天皇を現人神として信じさせることに成功し戦争の時代を作り出したこと」「日本の明治維新(国家転覆)に続く戦争により莫大な利益を得たのは、裏で手を引いたイギリスでありその後アメリカそして誰よりも裕仁と天皇財閥であったこと」「裕仁が広島、長崎で原爆を爆発させた命令者であったこと」「裕仁が沖縄を未来永劫、沖縄を好きに使っていいと米軍に約束したこと」少なく書き出してもこれだけの大きな事実に直面し、障害を持つ広島被爆2世である私としては、到底平常心ではいられない苛烈な毎日を送ることになってしまいました。子供を放射性物質から守るために沖縄に移住してからは、沖縄にまつわる様々な問題を目の当たりにし、実際に政府による暴力、警察による暴力を目の前にして怒りは頂点に達しました。ここまでくるとツイッターでうまく怒りを表現できなくなりました。しかもここ一年は私の体調も思わしくなく、日本は一向に変わらず、人々の気づきが私のツイートで促されることはないのだと遅すぎましたが悟りました。ジョージは怒り続けて6年となりました。そして残ったものは何だったのか。それは子供の病気でした。誰も救えなかったばかりか、家族を傷つけてしまいました。どれだけ馬鹿なことをやっていたのかようやく気づきました。怒りの感情は自分を傷つけるだけではなく、家族全員に伝播し、一番感受性の高い子供の細胞を傷つけていたのだと悟りました。強烈な本末転倒であり、子どもと妻にどれだけ詫びても足りないとんでもないことをしたのです。妻子を救うつもりが傷つけていた。私は大馬鹿者でした。私は怒りの感情を封印し一刻も早い子供の健康回復に全力を注ぎます。私は子供と妻に心底詫びました。これから私は子供の病を治していくことに全身全霊をかけていきます。
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