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    原発問題 -The Truth is Out There-

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    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

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    東京電力が放射能広がり試算を公表できない理由は? 2011年03月24日 

    東京電力が放射能広がり試算を公表できない理由は?
    2011年03月24日(約6400字)asahi.com

     東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。放射性物質はどのように広がっていくのか、東京電力が独自にシミュレートした結果について、東電の武藤栄副社長は3月23日夜、「残念ながら意味のある結果にはなっていない」として公表を拒否する考えを明らかにし、さらに24日未明、シミュレーションそのものをしていないと東電は発表した。原発の危機に東京電力はどう対処したのか。東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

      ▽筆者:奥山俊宏
      
     ■3号機から黒煙

     23日午後4時32分、記者が集まっている部屋に東電社員が現れて告げる。

     「福島第一原発3号機で煙が先ほどから発生しております。念のため作業員の一時的な退避をさせております」

     3号機は前夜、津波に襲われて以来初めて、中央制御室に外部の電源がつなぎこまれ、照明に点灯するのに成功していた。23日中に、補給水系ポンプのモーターを起動する予定で、そのための準備も整えられていたはずだった。しかし、その中央制御室から作業員は退避し、作業も中断される。


    照明のついた3号機の中央制御室=22日午後11時28分、東京電力撮影(同社提供)
     午後5時28分、1枚紙の資料が配布される。

     それによれば、煙の発生が確認されたのは午後4時20分ごろ。煙は「やや黒色がかった」ということだから、単なる水蒸気ではなさそうだ。

     「3号機の原子炉圧力容器および原子炉格納容器のパラメータ(水位や圧力の数値)、周辺環境のモニタリング値(放射線の量)に大きな変動はみられません」

     午後5時半、東電社員がそれを読み上げる。

     東電社員の説明によれば、煙が出てきたのは、原子炉建屋の東側、つまり、タービン建屋に面した側。退避したのは合計11人の作業員で、うち7人は中央制御室にいたという。退避先は構内にある免震重要棟。

     夜の記者会見で、武藤栄副社長は3号機の煙について「どういう原因なのか確認できておりません。だいぶ収まってきたと報告を受けておりますが」と述べる。

     ■東京都の水道水

     この日、東京都水道局は、金町浄水場(葛飾区)の水道水から、食品衛生法に基づく暫定的な指標値を超える放射性ヨウ素が検出されたと発表し、「23区および一部の多摩地域の都民の皆さまには、乳児による水道水の摂取を控えて頂くように、お願いいたします」と呼びかけた。


    記者会見する東京電力の武藤副社長=23日午後6時55分、東京都千代田区内幸町で
     原子力・立地本部長でもある武藤栄副社長が23日午後6時15分から記者会見を始め、この問題について記者の質問に答える。

     ――きょうの東京の水の騒ぎを、副社長も、ご家族がおられると思いますが、個人的にどう考えておられるのか、こわくないのか? それを伺いたい。

     水のほうでございますが、今回の東京都の水道水でヨウ素が検出されたという件につきましては、皆さま方にたいへんご心配ご迷惑をおかけしているということでございまして、心よりお詫びを申し上げたいというふうに思います。

     ――どれくらいの量をどれだけ出ればどういう影響が出てくるものなのか。置いておけば半減していくということなのか?

     この基準というのは、長期間にわたって同じ水をずっと飲んだときにそれでも影響が出ないようにということで定められた数値というふうに理解をいたしますので、短期間であれば、ただちに問題が生じるということはないだろうと私は思っておりますが、ただ、万々が一に備えてこうした乳幼児についての摂取を控えるようにということが言われているということだと思っております。ヨウ素については半減期が約8日でございますので、8日、置いておかば、半分になるということでございます。
     「副社長は怖くないのか」という質問には答えない。

     東京都水道局の発表によれば、水道水1キロあたり190ベクレルのヨウ素131が検出されたという。水1キロの体積はほぼ1リットル、つまり、1千立方センチだから、1立方センチあたりでは0.19ベクレルということになる。

     一方、東電がみずから福島の海岸で海水を採取して分析した結果によれば、ヨウ素の濃度(1立方センチあたり)は次のような数値だった。

     福島第一原発から南に10キロの地点(22日午後2時28分採取)
       1.138ベクレル(原子炉等規制法の目安値の28.5倍)

     福島第一原発から南に16キロの地点(22日午後3時6分採取)
       0.666ベクレル(同16.7倍)

     福島第一原発から南南西に約200キロも離れている金町浄水場で
       0.19ベクレル
    が検出されたというのは、どういうことなのだろうか?

     24日未明の記者会見で、原子力運営管理部の鈴木晃課長(放射線管理グループ)は記者の質問に次のように答える。

     ――専門家としてこれをどういうふうに見るか、聞かせてください。

     金町の浄水場ということですので、もちろん海を広がっていったというわけではなく、大気中を放射性物質が拡散して、それが雨で落とされて、水が集水されて、最終的には浄水場のほうに入っていったと思っておりますので、いまおっしゃられたような濃度になるような大気中での放射性物質の拡散があったと理解するしかないと思っています。

     ――原発の海辺のとこは、雨になって大気中のものが落ちてきたものに加えて、染み出してきたものとか放水口から流れてきたものが合わさってあの値だと思うんです。たとえば、1F(福島第一原発)から16キロ南では1立方センチメートルあたり0.66ベクレルという値をさっき夜に頂いたんですが、それに比べて、(金町浄水場は)海に流れ着いたものが入らずに、大気から落ちてきたものだけであって、かつ、距離が大幅に離れているのに0.19というのは(第二原発のそばが0.66で、東京都内が0.19というのは)、比率的には、都内が多いな、なんでこうなってしまうのかな?と思ったんですが。

     難しいところだと思うんですが、どれだけの面積に落ちた雨がその場所に集水されるのかというのも関係してくるでしょうし、あるいは、放射性の塵自体の濃度が高いまま移動してそれが雨と一緒に落ちたということも考えられますので、想像ですけど、そういう二つくらいが考えられます。
     ■シミュレーション

     地形や風向きなどの状況によって、排出された放射性物質がどのように拡散していくのか、それの試算(シミュレーション)の結果はどうなっているのか。

     21日夜の記者会見で、記者からシミュレーション結果の公表を求める声が出た際、武藤副社長は「継続的に事態が進展しており、全体をとりまとめてご報告する」「具体的にどういう形で公表させていただくのか考えさせていただきたい」と述べていた。

     ――シミュレーションのデータを公開しないのか? 必要だと思いませんか?

     我々もそういうシミュレーションをするシステムを持っております。
     今回の難しさは、原子炉からどれだけの量が放出されたかを(そのシステムに)入れなければいけないわけですが、今回については、電源がないために様々な計器が動作していない状態で事象が進展していった。そもそも最初の放射能の量をどのように決めていくのか、ということで大変大きな、本来であれば、取れてるはずのデータが必ずしも十分に取れてないということがございますので、このシミュレーションの結果につきましても、そういう中でその時点その時点で評価をしてきた、と、そういうことがございます。

     ――公表するんですかしないんですか?

     継続的に、その中身につきまして、継続的に事態が進展していってると思いますので、全体をとりまとめてご報告する。

     ――事態が収まってから公表するということですか?

     もとのデータをどういうふうに評価するかというのがたいへん不確実な要素でございます。

     ――不確実な要素があるので公表できないということなんですか?

     具体的にそういうものをどういう形で公表させていただくのかということについてちょっと考えさせていただきたいと思います。
     シミュレーション結果が存在することを前提に公表の検討を約束したかのような言いっぷりに聞こえる。翌22日深夜の記者会見でも、広報部の吉田薫マネージャーは「引き続き調査して、明日、回答させていただきたい」と述べていた。


    黒煙が上がる福島第一原発=23日午後5時1分(東京電力のホームページに掲載された写真)
     しかし……。結果はゼロ回答。

     23日午後6時15分、武藤副社長の記者会見。東京都の浄水場でも放射性物質が検出されるなど、放射能の広がりにかつてない関心が高まり、シミュレーションへの注目も高まっている。

     ――東電としてはシミュレーションの結果を公表する意思があるのかないのか?

     シミュレーションでございますが、私どもが持っておりますシミュレーションのシステムは、発電所から放出された放射能の量をベースにしまして、その放射能がどういうふうに広がっていくのかをシミュレーションする、そういうシステムでございます。今回の事故では残念ながら電源がなかったために、本来であれば、測定ができていた発電所からの放出量が測定できておりません。従いまして、シミュレーションの結果につきましても、意味がある結果にはならないということでございます。
     残念ながら放出源の量を特定できない以上、その結果につきましては、意味のあるものにはならない。ある仮定を置いた、たいへん大きな不確実性を持つということになりますので、残念ながら、意味のある結果にはなっていないということでございます。
     我々のシステムは、発電所から出てきた放射能の量を決めてシミュレーションする、そういうシステムになっている、ということです。
     これについて、午後8時43分から開かれた別の記者会見で、「そもそもシミュレーションをやったのかやらなかったのか」と確認を求める質問が出る。広報部の吉田マネージャーが後刻の回答を約束する。

     政府の原子力安全委員会は午後9時から開く記者会見で、「限定的ながら放出源情報を推定できた」として、シミュレーション結果(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果)を地図つきで公表しようとしている。

     吉田マネージャーの回答は、23日午後11時26分からの記者会見で示される。

     改めて本人にも確認しましたけれども、シミュレーションの件につきましては、電源を喪失したことによりまして、排気筒モニターのデータが計測できていなかったがために、シミュレーションそのものができなかった。したがってお示しすることができないということをご理解いただきたい。

     ――シミュレーションをそもそもやっているんですか、やっていないんですか?

     データを採取できないということがありまして、シミュレーションとしては行っていない、ということでございます。

     ――やってないんですか? 本当ですか?

     シミュレーションそのものは行っておりません。やりたくでもできないのが現状です。

     ――なぜ国はデータを出してるんですか? 国はデータを出してます。

     本人にも確認いたしましたけれども、シミュレーションそのものができてないというふうに申しておりました。

     ――なぜ国はできてるんですか?

     そこのところはよく存じません。

     ――排気筒からのデータがなくても、やる方法はあるんです。ほかのところのデータから逆算して、全体がどれくらい放出されたか考えて、そこから拡散シミュレーションしてるんです。

     なんとかシミュレーションができないか工夫したけれども、難しかった、ということでした。

     ――間違いないんですか?

     そこまでおっしゃるんでしたら、もう一度、改めて確認します。

     ――さっきの記者会見では「残念ながら意味のある結果にはなっていない」というおっしゃり方だったんで、意味のない結果は出てた、というふうに聞こえたんですが。あと、おとといの記者会見でも、「シミュレーションの結果につきましても、そういう中でその時点その時点で評価をしてきたと、そういうことがございます」とおっしゃっておられ、公表については「継続的に、その中身につきまして、継続的に事態が進展していってると思いますので、全体をとりまとめてご報告する」「具体的にそういうものをどういう形で公表させていただくのかということについてちょっと考えさせていただきたい」ということで、きょうの会見になった。

     念のため改めて確認します。
     24日午前1時55分、その「確認」の結果が示される。放射線管理グループの鈴木課長も同席する。

     吉田マネージャー: シミュレーションそのものはやっておりませんでした。そのことをご報告したいと思います。

     鈴木課長: どのような広がりをしていったか再現するのがシミュレーションで、それをするための計算機を私どもも持っておるんですが、計算をさせるためには、どれくらいの放射能が放出されたかという情報をまずインプットし、実際に事象が起こっている時の条件、風向、大気の安定を入力して、それをもとに何キロの地点で何時間後にどれくらいの値になるというのを再現するというものです。その大元となる、どのくらいの放射能が発電所から出たかを求めることができておりません。再現のシミュレーションができない、ということです。通常の放出ですと、排気筒にモニターがついていて、モニターの読み値から放射能量を推定できるわけなんですが、今回は電源もなく、モニターでの値が得られなかったということで、シミュレーションのスタートになる放射能量を求めることができなかった。なんとか放射能量を周りのデータから推定できないかと試みをしているんですが、確度をもって推定することができていない、という状況です。

     ――国はできているのになぜ東電さんはできないんですか?

     鈴木課長: たとえば、私どもの発電所を取り囲んでいるモニタリングポストが全部生きていたとすれば、どの方角にどれくらいの放射線がいつあってどんな変動をしたという情報が取れれば、元になるデータもある程度推定できたんではないかなと思うんですが、実際にはモニタリングポストも全部、津波でやられてしまって、事象が起こっているときに採取できたデータは、モニタリングカーである1地点、その後にもう1地点くらいのデータしか持っていないということで、大元の量は、あまりに不確定要素が大きくて推定できない。確度のある再現シミュレーションができていない、ということでございます。

     ――おとといの記者会見で副社長がおっしゃっていた「やっていること」とは何だったんですか?

     鈴木課長: 大元の放出量を求めるために何とかできないかということを私どものほうでやっていることを指して、そのような表現をしたのではないかと思います。放射能量を求められないかという努力はしております。揺れるファクターが多すぎて定まらないという状況です。

     釈然としない記者たちだが、直接の担当者である鈴木課長が説明したことで、説明の信憑性が高まり、午前2時25分、会見は30分で終了する。

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