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    原発問題 -The Truth is Out There-

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    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

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    東京電力は原発の危機にどう対処? 対策本部の態勢は? 入社式は初の中止、たまり水の処理方策は検討中2011年03月30日 

    東京電力は原発の危機にどう対処? 対策本部の態勢は?
    入社式は初の中止、たまり水の処理方策は検討中2011年03月30日(約6000字)asahi.com

     東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。3月29日、東京電力は入社式の中止を発表し、対策本部の態勢の概要を公表した。大量の放射能汚水の処理の方策は引き続き検討中の段階にとどまっている。東電はこの危機にどう対処しているのか。東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

      ▽筆者:奥山俊宏

     ■震災後の入社辞退は1人

     29日午後3時59分、広報部の社員が記者室に現れ、新入社員入社式の中止を発表する。

     このたび、4月1日に予定をしております平成23年度の入社式について、このたび、入社式を実施しないということについて決定をさせていただきましたので、皆さまにご報告させていただきます。
     現状、東北地方・太平洋沖地震を受けまして、当社、現在、福島第一原子力発電所における事態の1日も早い収束、需給状況逼迫に伴います計画停電、あるいは節電のご協力のお願いに現在、電力を挙げて取り組んでいるところでございます。加えて、この震災の災害の甚大さ、社会的状況に鑑みまして、平成23年度の入社式は行わないことといたしました。
     なお、新入社員につきましては、4月1日の入社後、ただちに新入社員研修に入る予定にしております。なお、当社、発足以来、入社式をこれまで行っていないということはございません。今回、当社は設立以来、入社式を行わないということは初めてのこととなります。

     東京電力が設立されたのは昭和26年(1951年)5月1日だから、東電はその60年の歴史で初めての事態に追い込まれたということになる。

     説明によれば、新入社員は1077人。10月1日に内定式を行った後に内定を辞退したのは技術系の男性一人だけ。震災の数日後の辞退だったが、東電としては「震災の影響を受けたわけではない」と本人に確認しているという。「改めて自分のやりたいことを考え直した結果」と言っているという。なお、「卒業できなかった」という理由で入社できなくなった学生も一人もいた。

     6分で会見は終わる。

     ■副社長の定例記者会見

     定例となった武藤栄副社長の記者会見は午後5時39分に始まる。

     その冒頭説明によれば、原子炉圧力容器への注水はこれまで、消防車のポンプを使って行っていたが、28日までにすべて仮設の電動ポンプへの切り替えを完了した。武藤副社長の説明ではそこまで触れられないが、これまでの東電の説明によれば、これによって、ポンプ車の燃料の交換の手間とそれによる作業員の被曝を避けることができ、また、より安定した注水が可能となり、流量の調節も容易となる。流量の上げ下げによってどのように炉内の水位、圧力、温度など計測数値が変動するかを見ることで、原子炉の状態を推し量ることも以前より容易になるはずだ。


    明かりがついた直後の福島第一原発4号機中央制御室=3月29日正午ごろ撮影(東京電力提供)
     また、29日の午前11時50分、4号機の中央制御室の照明が復旧した。これで福島第一原発の6つの原子炉すべてで中央操作室に明かりがついたことになる。「中央操作室の環境はこれで改善されたと思っております」と武藤副社長。

     冒頭説明の最後に、事前に記者に配られた「原子力緊急時対策本部」の組織図について簡単な説明がある。「機能ごとにグループを作りまして、全社を挙げてこの状態を収束する努力に取り組んでいるところ」だという。東電の清水正孝社長が本部長、武藤副社長が副本部長を務める東電の対策本部の上に、政府も含めた「統合本部」が乗っかっており、その本部長は菅直人首相が務めている。

     午後5時45分、質疑に入る。

     □原子炉の状況

     ――圧力容器の健全性について伺いたいんですが、圧力容器の中の圧力が大気圧以下になっているというデータがあるが。

     原子炉圧力容器の状態につきましては、原子炉圧力、水位といった限られたプラントの指標パラメーターから判断せざるを得ないわけでして、東京電力としては、どこにどういう損傷があるのかということについて判断はできないというふうに思っています。

     ――炉のノズル(圧力容器の腹のあたりに出ている給水ノズル)とボトム(圧力容器の底)の温度の違い(1号機では29日午後2時の時点で給水ノズル温度が299度、ボトム温度が135度)について、これは炉内の様子をどういうふうに考えたらいいのか教えてください。2号機の給水ノズルの温度が160度に上昇しています。これ、注水している水の量との兼ね合いみたいなところを少しひもといていただけますでしょうか?

     原子炉の中の熱がノズルに伝わって温度が決まるわけで、その原子炉の中、燃料がどれだけ冷やされているかということとノズルの温度は関係していると思います。したがって、一般論として言えば、どこの号機も、原子炉の中への注水流量を増やせば温度は下がり、減らせば上がるという傾向にあると思います。給水の流量が変動してますので、それに対応してノズルの温度が変化したということだと思っています。まだ、この、現在出ているような温度であれば、特段の問題はないというふうに考えております。

     ――1号機のボトムの温度があまり変わらないというのはこれは水があるという理解でいいですか?

     水が原子炉の中にあるというふうに思ってますので、そういうふうに考えることもできると思います。ただ、原子炉の中の状況につきましては限られたデータしかありませんので、一概に決めつけることはすべきではないと思いますが、そういう解釈もありうると思います。

     ――原子炉の上の温度と下の温度が違うだけでなく、かなりの差が開いているというのは、圧力容器の中で均一性が失われている、偏りができている可能性を示しているということはないのか?

     温度の分布だけで中の状況を考えるのはたいへん難しいと思います。ただ、定性的に言えば、上のほうの温度が当然高くなるわけで、冷却の状況によって燃料の中を水蒸気が上に行きますので。

     ――温度の不均一性というのは、中の燃料が溶けてしまって底に集まって沈んでしまっている状況を表すということは?

     それを判断するのに、これだけのデータでは不十分だと思います。

     ――副社長が「プルトニウムはこれ以上は出ないだろう」という見通しをお話しになった根拠は?

     原子炉の状況が大きく変わらなければ、今、我々が周辺で観測している放射性物質の量もそんなに大きく変わらないだろうという意味で申し上げました。この原子炉の中の状況を安定的にしっかり冷やすということができれば、この状態を続けることができれば、周辺の環境も大きく変わることはないだろうということで申し上げました。

     ――もし仮に燃料棒がまるまる溶けている可能性は?

     あまり仮定の話をしても、データの数も限られておりますので、ここはお答えは差し控えたいと思います。

     ――統合対策本部の中ではそういった可能性についても検討材料としては上がっているのでしょうか?

     さまざまな可能性について検討をした上で、現在、まずは原子炉を冷やすということで対策をとっているということでございます。

     ――対策を考える上での、現時点では、原子炉の中の状況はどのようにとらえられるとお考えでしょうか?

     とにかく水を入れるということで原子炉を冷やすということですから。

     ――それが手遅れになっている状態ではないですか?

     とにかく原子炉の中に注水をしていくことが大事だと思っています。

     ――冷やすためにどのくらいの水の量が必要だと考えられるものでしょうか?

     「通常、原子炉を冷やすやり方」とは違うやり方で冷やしておりますので、定量的に言うのはなかなか難しいと思いますが、現在、注水している水の量というのはだいたい、原子炉の中で出てくる熱を冷やすのに十分な量に相当していると思っています。それが十分であれば温度は下がりますし、少し温度が上がったところについてはいくらか発熱のほうが大きかった、そういう関係になっていると思います。

     ――入れてみないと分からないと聞こえるんですが

     現在入れている量が発熱する量にだいたい見合っているというふうに判断しています。

     ――どのくらいの期間で冷えるんでしょうか?

     それについては、今後の崩壊熱の変化、原子炉の周りの温度などによると思いますので、状況をしっかり見ていきたいと思います。

     □「たまり水」の処理

     ――たまり水のことなんですが、やがてすべてのタンクが一杯になると思うんですが、その場合、どこに持っていくつもりなのか? 

     タンクの容量につきましては、とにかく出てくる量をできるだけ減らすということと、出てきたものを適切に処理する、両方だと思います。まずは復水貯蔵タンクに排出するということで今は移送に最優先で取り組みたいと思います。

     ――放射能のいっぱい入っているこの水をどのようにきれいにするつもりなのか?

     いろいろなやり方がありうると思います。通常の放射性廃棄物処理施設の中で処理するやり方も考えられると思いますし、今回は、もう少し違うやり方も考えられると思います。どのやり方がいいか、いま社内で関係します専門家の意見なども聞きながら検討しているところでございます。

     ――1号機のたまり水の排出は24日ごろからやっていらっしゃったと思うんですが、そうしますともう6日ほどになるんですが、なかなか「たまり水が減りました」という話を聞かないのはなぜでしょうか? これほど1号機で時間がかかっているのでしたら、2号機、3号機ではどれだけ時間がかかるのでしょうか? この廃棄物処理施設で処理するとして、この施設は地震後、確認がされているのでしょうか?

     1号機につきましては、排水のポンプの台数を増やすこともやっておりまして、できるだけ早く排水ができるようにということで努力をいたしておりますけども、まだ大きな変化を見るに至っておりません。
     放射性廃棄物処理施設ですが、これも震災で影響を受けておりますので、それを使うのも一つの選択肢ではありますが、この状況についても確認する必要があると思います。

     ――1号機でなぜ水がなかなか減らないのかは分からない?

     現時点では明確な理由は分からない状況です。

     ――排水が完了したらそれにどんな意味があるのか?

     タービン建屋の地下には電源盤がたくさんがありまして、そこに様々な機器のケーブルが来ております。電源を復旧するにはアクセスしなければいけない場所であります。

     ――処理なんですが、具体的にどのような選択肢があって、それを検討中なのか?

     まずは水をどけることが先決で、それをどのように処理するか具体的な成案はこれからということです。

     ――タービン建屋の地下にある汚染水の関係なんですが、復水器への移送の前に吸着剤みたいなものを使って放射性物質を低減させた後に移送するということは考えておられないのか?

     放射性物質を吸着するような物質を使うことも選択肢の中には入っています。ただ、具体的にどういうやり方をやればいいのかはまだ検討しているところです。いろいろなやり方があると思ってますので、ともかく、どういうやり方ができるのか、どんな工夫ができるかということで、これは海外も含め専門家の意見なども聞きながら対応策を考えているところです。

     □今後の見通し

     ――この次のステップはどういうふうなステップを考えているのでしょうか?そこまで、どれくらいのタイムスパンがかかるのか示していただきたい。

     電源が各号機に戻ってきて、外部の電源がつながりました後、今度は一つひとつの機器を復旧するために作業してきているわけですが、中央操作室の照明がついたということで、これで中央操作室での操作および計器の確認など格段にやりやすくなったと思います。全体の冷却に向けての取り組みですけども、最終的には海に熱を捨てなければいけない(海水を取り込んで、それで冷却水の熱を交換しなければならない)わけでして、海側のポンプの準備などは進めております。が、そのためには原子炉の中の機器を使って熱を外に出さなければいけない、そのための電源のつなぎ込みなどを続けていきたいわけですけども、残念ながらタービン建屋の地下の水で汚染されているということです。ですから、ともかくこれ以上、水を増やさないこと、出てきた水をまずは移送してタービン建屋に力を入れるということが現時点では一番の課題だと思います。具体的なスケジュールにつきましては残念ながらまだ申し上げられるところまで行っておりません。

     会見の終盤、週刊ダイヤモンドの記者が事故対策のマネジメントの現状を尋ねる。
     □マネジメントの体制

     ――情報伝達の課題と改善の進展について教えてください。個人的には「(東電が)情報を隠している」という感じはあまり受けないんですが、むしろ情報の処理や伝達ができていない、情報が二転三転している等々、マネジメントが働いていないような状況が見受けられるんですが、具体的に、どこが支障を来していてどこが改善できるのか教えてください。


    福島原子力発電所事故対策統合本部の組織図=3月29日夕の武藤副社長の記者会見で東電から記者に配られた
     これは私の責任でもあると思っています。たいへん申し訳ないと思っております。現場、たいへん多くの作業が同時並行で進んでいってますし、それがまた、通常の発電所の運営とは相当違うかたちで、放射線レベルが高かったり、水がないところに水が出てきたり、あるいは、ふだん使える計器が使えないとか、あるいは、中央操作室も真っ暗な中で操作しなければいけないとか、通常とはそうとう違う条件の中でいろいろなことを工夫しながら作業をしているというのが実態でありまして、そうとうに輻輳している中で多くの情報がやりとりされているものをいかに吸い上げて、大事な情報を我々がきちんと把握をして、次の手を打っていくのかということがたいへん重要なのですが、そうしたことが足りないところが少しあったということだと思っています。

     ――ボトルネックはどこにあるとお考えですか?

     ともかく大変多くのことが、しかも、ふだんの定型的な仕事でないことが、すべての場合に起きていますので、それをいかにうまく吸い上げて、大事な情報をしっかりと分かりやすく皆さまにお伝えするか、ということが大事なとこだと思います。なかなか難しい課題も多くて、いろいろご迷惑をおかけしたり、混乱をさせたりしたようなことがあったと思っております。たいへん申し訳なく思いますけど、とにかく、できるだけ良い状態になるような努力をしていきたいと思っております。

     午後6時31分、武藤副社長の会見が終わる。

     29日の東京電力本店は、突発的な発表、記者会見はなく、比較的、平穏に暮れていく。

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