原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘
2011.09.11 Sun 16:11 -edit-
原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘
2011年8月27日21時8分 asahi.com
東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
原発 放射能 水道 食品汚染
2011年8月27日21時8分 asahi.com
東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
原発 放射能 水道 食品汚染
- 関連記事
-
- 沖縄にも福島第一原発からの放射性物質は到達していた (2011/10/16)
- 沖縄に大和の食品を入れてはならない 食べたらうるまは破滅する (2011/10/09)
- 日本の医療が危機に 日本医師会がTPPに懸念表明 (2011/10/09)
- なぜ東京でヨウ素131が検出?8月15日に (2011/09/17)
- 嘘と洗脳の講演会 マッド山下 (2011/09/17)
- 東電、政府の「地震と津波は想定外」は真っ赤な嘘だった。 (2011/09/11)
- 泊原発3号機「営業運転再開」の裏に北海道知事"高橋はるみ"と北電「ズブズブの関係」 (2011/09/11)
- 原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 識者が指摘 (2011/09/11)
- セシウム22%が東日本の陸地に 拡散分析、国立環境研 (2011/09/11)
- 英国発、余震が続く六ヶ所村へ向かう30トンの核廃棄物はそろそろ到着する (2011/09/10)
- もう終わっているのに、新発売。 (2011/09/10)
- セシウム浸透速度、想定より速い=水の0.1倍、放射能土壌汚染-東大 (2011/09/04)
- 福島第二も一部電源喪失していた (2011/09/04)
- これがメルトダウン、メルトスルーだ! (2011/09/03)
- 人工地震兵器とは (2011/09/03)
スポンサーサイト
« 泊原発3号機「営業運転再開」の裏に北海道知事"高橋はるみ"と北電「ズブズブの関係」
セシウム22%が東日本の陸地に 拡散分析、国立環境研 »
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |