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    原発問題 -The Truth is Out There-

      : 

    東電福島原発事故の真実 放射能汚染の真実 食物汚染の真実 正しい情報を求めて

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    今度は手付かずだった「福島の放射能汚染瓦礫、除染放射性廃棄物」が全国に拡散される! - 中間貯蔵施設「国の責務明確化」で合意、の意味とは - 

    本当に恐れていた「福島県産高レベル放射性廃棄物」の全国拡散が始まる可能性が大きくなってきました。

    環境省が法改正を行い、PCB処理専門の会社 JESCO に「福島県産高レベル放射性廃棄物」の「最終処分という名の、何らかの処理」をやらせることが決定していました。

    放射能汚染された全ての放射性物質を無害化させることは不可能です。そんな技術はありません。

    放射能汚染瓦礫を全国拡散し、焼却してなくなりました、という愚行を既に行っている日本政府。

    放射性廃棄物を拡散すれば、日本中が薄く広く放射能汚染される仕組みです。

    「大丈夫」では絶対にありません。

    JESCOは一体高レベル放射性廃棄物をどのように「処理」するのでしょうか。

    身の毛がよだちます。

    STOP! 放射性廃棄物全国拡散!!


    今度は手付かずだった「福島の放射能汚染瓦礫、除染放射性廃棄物」が全国に拡散される!
    - 中間貯蔵施設「国の責務明確化」で合意、の意味とは -
    http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7719376.html より
    http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=1087 より
    http://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=1090 より

    中間貯蔵施設「国の責務明確化」で合意
    NHK 2014年5月26日 23時08分

    福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設を巡り、地元が強く求めている、福島県外での最終処分を法律で定めることについて、政府・与党が「施設に関する国の責務を明確に位置づける」などの具体的な方針で合意したことが分かりました。

    中間貯蔵施設について、建設候補地の双葉町と大熊町では、最終処分場になるのではないかという不安が根強いことから、政府は施設の運営を担わせる、PCB=ポリ塩化ビフェニルの無害化処理を行う国の特殊会社を規定した法律を改正して、福島県外での最終処分を定める方針を決めています。

    この法制化について、政府・与党が、施設に関する国の責務を明確に位置づけるとともに、運営を担う会社の名称に「中間貯蔵」ということばを盛り込むという具体的な方針で合意したことが分かりました。

    また、すでに閣議決定されている「貯蔵開始後、30年以内に福島県外で最終処分を完了するために必要な措置を講じる」という内容を法律で規定するということです。

    中間貯蔵施設を巡っては、石原環境大臣が27日、福島県を訪れ、法制化を強く求めてきた福島県の副知事や、双葉町と大熊町の町長と会談することにしていて、こうした方針などを説明し、今月31日から始まる住民説明会への協力を求めるものとみられます。

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    記事にある「特殊会社」とは、2004年4月、「日本環境安全事業株式会社法」にもとづいて設立された日本環境安全事業(株)(JESCO)です。前身の環境事業団の頃から環境省官僚の天下り指定席。資本金43000万円は政府の全額出資です。

    日本環境安全事業(株)(JESCO)
    http://www.jesconet.co.jp/company/pdf/pamph1404.pdf

    このJESCOがこの事業をやるということは、事業所のある東京、大阪、北九州、室蘭、豊田(愛知県)に再び放射能汚染廃棄物がやってくるという意味なんですけど。こういうことを、搬出先自治体の了解も、住民の了解もなしに決めていいはずはありません。

    JESCO.jpg

    そして北九州市のこの事実。- PCB廃棄物処理に関する国からの要請の受入れについて -
    平成26年4月23日、北橋市長が石原環境大臣に対し、PCB処理の見直しについての国の検討要請に対する条件を提示したところ、環境大臣からは、条件を承諾し、万全を尽くして対応する旨の回答がありました。これを受け、市として国の要請を受け入れる決断をいたしました。

    PCB.jpg

    JESCOを取材

    JESCO「私どもは国の特殊会社ですから、法律が改正されたらそのとおりに事業を行います」。つまり、響灘(北九州)で除染廃棄物を処理しろと言われれば、やる、という意味。

    原発 放射能 食品汚染 TPP 沖縄戦 
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    〝仰天答弁〟逃げる前にまず被曝 住民避難は事故が起こってから 「SPEEDIは使わない」環境省黒木放射線防御対策部長が断言!! 参議院・内閣委員会 2014年4月3日 

    〝仰天答弁〟逃げる前にまず被曝
    住民避難は事故が起こってから
    「SPEEDIは使わない」環境省黒木放射線防御対策部長が断言
    参議院・内閣委員会 2014年4月3日
    山本太郎_convert_20140914195847


    参議院・内閣委員会 山本太郎議員質問
    2014年4月3日

    原発 放射能 食品汚染 TPP 沖縄戦 

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    ドイツZDF「フクシマの嘘 其の参」 (「其の弐」のバージョンアップ版 43分) 

    ドイツZDF「フクシマの嘘 其の参」
    「其の弐」のバージョンアップ版 43分



    書き起こしhttp://kingo999.blog.fc2.com/blog-entry-1642.html より

    福島第一原発。
    事故発生から三年が過ぎたが
    今でも緊急事態のままだ。
    2020年に日本はオリンピックを開催することになった。
    そして日本政府は、世界を安心させようと必死だ。
    (テロップ)日本総理大臣 安倍晋三
    「私から保証をいたします。
    状況は統御されています」
    首相の発言がどこまで信用できるのか
    われわれは調べることにした。
    調査を進めていくと、犯罪社会の心臓部に
    導かれていった。
    ヤクザの手先が人を集めて、福島に派遣しています。
    私たちは、事故の被害が隠ぺいされ、
    黙殺されていることを突き止めた。
    事故のあった原子炉から離れた場所にいる
    科学者たちを訪ねた。
    高濃度に汚染されたホットスポットや
    放射性物質が溜まる場所を発見しました。
    すべてがコントロールされているというのは本当なのか?
    (テロップ)京都大学原子炉実験所 小出裕章
    残念ながら「アウト・オブ・コントロール」ですね。
    そしてなにもコントロールできていないので
    放射性物質は環境に漏れ、
    放射能汚染が日々広がっているのです。
    (テロップ)フクシマの嘘 第2弾
    双葉町。
    ここは福島第一原発と目と鼻の先にある。
    特別許可を得ないと、数時間の滞在も許されない。
    双葉町はいわゆる警戒区域である。
    ここにはもう誰も住めない、
    おそらくもう永遠に。
    町の中心にかかっている標語
    「原子力 明るい未来のエネルギー」
    まったく別の時代につくられた言葉だ。

    井戸川克隆氏、双葉町の町長だった。 
    古い武士の家系出身で
    先祖代々五百年以上ここで暮らしてきた。
    誇り、誠実、責任感といった徳が
    何百年にわたって家族で受け継がれてきた。
    井戸川家の跡継ぎということは
    私は井戸川家の墓守なのです。

    (テロップ)双葉町元町長 井戸川克隆
    私にはご先祖様の墓を守り、
    世話をする義務があります。
    そしてこの義務を次の世代に
    受け継いでいかなければなりません。
    しかしこんな状態では、もう誰にも
    引き継いではもらえません。
    (テロップ)井戸川美紀子
    妻として、私は死ぬまで先祖に
    礼をつくすつもりでした。
    それがもうできないというのは、
    胸が引き裂かれる思いです。
    戦争、地震、津波といった災難を
    井戸川家は乗り越えてきた。
    しかし何百年と続いた後で、
    この家族の歴史は今
    ここ双葉で終わろうとしている。
    誰も原発事故とそれが引き起こした出来事の
    責任を取ろうとしない。
    まったく恥知らずばかりだ、と彼らは語る。
    日本では東電が好き勝手にしたい放題で
    自分たちのことしか考えていません。
    政府はそれをそのままに放っておきます。
    政治家は原発ロビーのいいなりです。
    私は、それを世界中の人々に知っていただきたい。

    郡山。
    フクシマの事故現場から55キロのところにあり
    20キロの立ち入り禁止地区からは大分離れている。
    私は毎日放射線の線量を測定しています。
    ここは子供たちの通学路なのです。
    それで原発事故のあと、測定を始めました。
    (テロップ)根本淑栄、教師
    事故が起こる前は、測定など
    したことがありませんでした。
    根本淑栄さんは学校の先生で、一人息子の母親だ。
    彼女が立ち入り禁止地区からこれだけ離れた場所で
    放射線測定を行うのには理由がある。
    ここには、立ち入り禁止地区よりも
    線量の高い場所があるのだ。
    子供が小さかったころ、みんな
    よくこの近所で遊んだものでした。
    この場所がどこも汚染されていると
    思うと、とても悲しくなります。
    できるだけ見ないようにしています。
    だって、とても我慢できないからです。
    いつも泣きそうになってしまいます。
    このことはまったくマスコミでは報道されません。
    ここは、あらゆる問題を抱えて
    悩んでいる人ばかりですが
    でも、誰もここに来て、どうしているかと
    聞いてくれはしません。
    ですから、私たちはもう
    忘れ去られているのだと感じています。
    現実に向き合おうとするのは
    本当につらいです。

    浪江町
    福島第一原発から14キロのところにある。
    畜産農家の吉沢正巳氏は
    ここから避難するのを拒否した。
    私は牛飼いですからね
    私は牛抜きでは暮らせない。
    (テロップ)畜産農家 吉沢正巳
    350頭の牛と私は運命を共にしたいのです。
    牛も被爆し、人間もまた被爆します。
    よくどうしてそんな危険なところに、と聞かれます
    私はもうすぐ60になるんですが
    被爆で寿命が短くなるとは思っていません。
    でも、牛を見捨てるわけには絶対いきません。
    経営者が避難してここを離れていった後
    吉沢さんは牛の世話を受け継いだ。
    牛を放っていくことはどうしてもできなかった。
    動物の多くにしかし、変化が見られる。
    牛に現れた変化を、国に検査してもらたんです。
    これが結果なんですが
    私は、これは被爆の影響だと思ってます。
    黒い和牛にこうして突然
    白いまだらの斑点模様がいっぱいできたんです。
    政府はそれを検査した。
    だけどわからない、と言うんですね。
    こういう症状が出ているということはわかっても
    原因はわからない、と。
    福島の原発事故によって引き起こされた影響が
    あらゆるところで出ている。
    しかし、破壊した原子力発電所自体では今まだ
    どのような危険 が進行中なのだろうか?

    大阪にある京都大学の原子炉実験所
    私たちは小出裕章氏に取材した。
    小出氏は原子力物理学者で
    40年以来ここで研究している。
    原発事故発生以来ずっと、彼は
    その進展を見守ってきた。
    政府や原子力業界が発表しているのよりずっと
    状況はひどい、と彼は言う。
    残念ながら「アウトオブコントロール」と
    いわざるを得ませんね。
    (テロップ)京都大学原子炉実験所 小出裕章
    そしてなにもコントロールなどできていないからこそ
    放射性物質が外に放出され、
    放射能汚染が毎日広がっているのです。
    コントロールできていない?
    日本だけでなく世界も変えてしまうかもしれない場所
    いまだに広島の原発より
    1万倍以上という放射能が潜む場所。
    小出氏は、首相の発言に鋭く異議を
    唱える理由を説明してくれた。
    1号機から3号機までメルトダウンしてしまいましたが
    その溶けた炉心がどこにあるのか、わからないのです
    この炉心は冷却しなければいけないので
    水を原子炉建屋に注入しています
    しかし、溶けてしまった炉心に水をやっているので
    水は放射能で汚染されます
    それは変えることができません。
    そして建屋にはひびや割れ目がたくさんあるので
    そこから地下水が入ってきています。
    東電は、その水を循環回路でさらに利用するので
    タンクで一時的に貯蔵するといっていますが
    もちろん水を全部くみ上げることは不可能です
    福島第一原発の敷地はもはや
    放射能の泥沼と化してしまったのです。
    付近の井戸からは
    高濃度の放射性物質が検出されました
    もちろんその一部は海に流れ出ているわけです
    数階分が水浸しになっている。
    そしてその下のどこかに溶けた炉心がある。
    つい最近も、建屋周辺にある
    観測井戸で採取した地下水が
    1リットル当たり500万ベクレルのストロンチウムに
    汚染されていることを東電が知りながら
    半年も隠していたことがわかったばかりだ。
    今でも毎日200トン以上の高濃度の汚染水が
    太平洋に流れ出ている。
    それに加え毎日40万リットルの水がくみ上げられ
    このようなタンクに貯蔵されている。
    今ではこうした汚染水が4億リットルもある。
    これまでにすでに何度も問題や水漏れが起きている。
    東電が経費節約のため放射性物質の貯蔵に
    適していないタンクを選択したからだ。
    日本政府は、これまでに放出された放射線量は
    概算しておよそ広島の原爆の168個分だけだと言っています
    チェルノブイリ事故で出た放射能の
    5分の1だと
    しかし福島からは、汚染水が常時
    海に排出され続けているのです
    環境に放出された放射線の総量はすでに
    チェルノブイリと同じ程度だと私は考えています
    そして現在でもまだ、事故は進行中です
    しかし、どうしてこれほどの事態に
    なってしまったのだろうか?
    東京で私たちは馬淵澄夫氏と会った。
    彼は事故発生当時大臣を務め
    事故の対応担当者として事態収束に取り組んだ人物だ。
    彼は、事故発生直後に、最悪事故の規模に関し
    東電がどうも真実を隠しているという疑いを持ったという。
    (テロップ)2010年~2011年の管政権内閣総理大臣補佐官 馬淵澄夫
    放射能に汚染された水が漏れているかという質問をすると
    東電は、水は漏れていない
    そんなことはありえないと、答えました
    地下水はどうなっているかと聞くと
    東電は、心配は無用だ、と答えました
    でも、それは私には疑わしく思えたので
    そこで私は地下水の検査をするよう命じました
    東電が嘘をついていたことは、すぐに明らかになった。
    産業界と科学者による馬淵氏の専門家チームは
    毎日数十万リットルの地下水が
    福島第一の方に流れていることを突き詰め
    その地下水がそこで汚染され、さらに
    太平洋へと流れ出ることを懸念した
    それで一刻も早く食い止めなければならないと
    急ぎました
    ゆっくり構えている暇はまったくなかったのです
    それを早く食い止めなくては、と
    事故発生後から約3ヵ月後に当たる2011年6月14日
    馬淵氏は記者会見で彼の計画を発表することにした。
    福島第一を取り囲む遮水壁を地下に建設するという計画だ。
    しかし東電はそれに反対した。
    東電が記者会見予定の前日に作った極秘書類をZDFが入手したが
    このようなことが書いてあった。
    「わが社ではちょうど
    有価証券報告書の監査期間中であり
    遮水壁を建設するということになれば
    その建設費用の記載も求めることになる」
    「しかしそうなれば
    市場は激しい反応を見せることになるだろう。
    わが社が債務超過に一歩近づくと
    思われてしまう。
    それだけはぜひ回避したい。」
    その影ではかなり厳しいやり取りが行われた。
    計画された記者会見は行われず
    今でも福島第一原発の周辺に遮水壁はない。
    要するに東電は、遮水壁の費用を
    一切出したくなかったのです
    私は彼らにとって都合の悪いことを言っていた私を
    退任に追い込んだのです
    馬淵さえいなければ、と彼らは思ったのでしょう
    馬淵がいなければ馬淵チームもなくなる、と
    私だけでなく、チームが全員いなくなりますから。
    その影では、強力でつかみどころのない
    産業、銀行、政治家、官僚、科学者
    そしてマスコミによる日本の原子力ロビーが
    ありとあらゆる方法で糸を引いていた。
    事故発生後、いわゆる原子力村とすぐに対立した
    当時の首相も、辞任に追い込まれた。
    管元首相もさんざん誹謗、中傷を受けたが
    後日、これらの非難はすべて
    当てはまらないことが判明した。
    事故発生から3年後、その彼が
    激しく非難を展開している。
    (テロップ)管直人 2010年~2011年総理大臣
    背景にあったのは、いわゆる原子力村が
    私をできるだけ早く首相のポストから
    おろせということでした。
    これはまったくの陰謀でした
    私は、そう受け止めています
    そして原子力村は
    あらたな看板役を見つけた。
    現在の総理大臣安倍晋三である。
    安倍首相は2020年のオリンピック開催権
    獲得に向けて世界に対してこう宣言した
    (テロップ)日本総理大臣 安倍晋三
    フクシマについてお案じの向きには
    私から保証をいたします
    状況は統御されています
    現在の政府は再び「原子力村」の人物を
    諮問委員会に送り込んでいます
    これらの人物は、原発の新設を推進したい人物です
    巻き返しがすでに始まっているのです
    私たちはあるホテルで
    放射能物質除染の専門家に話を聞いた
    彼はある大きな研究所の責任者だ
    そのホテル、町、大学の名前
    彼の研究内容も
    彼の素性が推理できる手がかりとなるもの
    いっさい伏せてほしいと言われた
    それには、理由がある。
    去年の10月始めまでは、かなり自由に
    意見を述べても平気だったのですが
    それから公的機関から指示が出され
    テレビに出演してはいけない
    マスコミと一切接触してはならないと言われました
    オリンピックの開催地として候補するにあたり
    安倍首相は、フクシマの状況は
    コントロールされている、といいましたが
    その後指示が来て、研究結果をもう絶対に
    マスコミには公表するな、というのです
    その研究結果というのはいったい
    どのようなものなのか、訊ねた。
    基本的には、福島第一原発の事故後の状況に関する
    一切のデータです
    私たちは現場サンプルを採集し
    汚染を検査しています
    実際には、なにもコントロールなど
    できていないのです
    その指示に従わなければ
    研究プロジェクトの予算がカットされ
    彼の元で働く研究員たちが
    失業することになる。
    不安、恐怖を育む土壌。
    そして、日本のマスコミはこのテーマには
    怖がって触れようとしない、と
    彼は別れ際に語ってくれた
    私たちは京都大学の水文水資源学会の
    山敷庸亮氏の研究調査を取材した
    山敷氏たちは、河川や海の放射線汚染が
    どのように広がっているか調査している
    東電や政府はかねてから、水での汚染は
    原発周辺の地域に限定されていると主張してきた
    山敷氏率いるチームは、事故のあった福島第一原発から
    80キロ離れたこの仙台湾で
    土と海水を採取した
    原発からこれほど離れた場所で調査をするのは
    これが初めてのことではない。
    そしてその結果は衝撃的だった。
    始め私たちは、放射能汚染は
    フォールアウトした場所と
    原発の水漏れのあるところに
    限られているのだと思っていたのですが
    実は阿武隈川流域一体で汚染が進んでいることが
    調査で判明しました
    私たちの計算では阿武隈川を通じて
    1年に約10兆ベクレルの放射性セシウムが
    太平洋に放出されています
    この量は原発事故直後に
    海に流出した量とほぼ同じです
    山敷氏の調査結果は、阿武隈川が
    事故のあった原発から遠く離れているだけでなく
    直接なんの接触もないはずだけに
    かなり衝撃的だ。
    それなのに河床は高濃度の放射性セシウムによる
    汚染があることをはっきり示している。
    理由は、雪解け水と雨により
    フォールアウトした地域から放射性物質が
    洗い流されることによる。
    それが小川や支流を通じて
    阿武隈川に流れ込み
    最終的に海へと運ばれていくのである。
    しかしそれはまた、これから何十年にわたり
    放射性セシウムが食物連鎖に
    入り込んでいくことを意味している
    誰も気にも留めない、原発事故現場から
    遠く離れたこの汚染源を通じて。
    ここ2、3年はもう、誰もこのテーマに
    関心を示そうとしません
    (テロップ)京都大学 山敷庸亮
    政府も地方行政も市街の除染をやることが
    一番の関心事で
    海への流出に関しては注意を払いません
    これらの事実はすっかり無視されています
    日本政府は事故のあった原発周辺一体での
    魚の捕獲を禁止している。
    しかし80キロ北上したここでは
    許されている。
    京都大学、その1週間後のことだ。
    山敷博士は私たちに河口デルタ地域の
    泥土サンプルの分析結果を見せてくれた。
    海流と地形によって放射性セシウムによる
    海の汚染の影響は異なるが
    何箇所かで値が非常に高くなっている。
    それで、状況はコントロールされているのでしょうか?
    いいえ! 難しいですね
    分析結果はさておき
    これは基準値の問題なのです
    日本政府は新しい基準値を設定しました
    これによれば1キロ当たり8000ベクレル以上が
    危険ということになっています
    これには驚いたんですが、それは
    事故前の基準値は1キロ当たり
    100ベクレルだったからです
    それで、私たちが分析した値をもう一度
    よく見てみてください
    どれも8000ベクレル以下です
    それで誰もが大丈夫と思って
    忘れ始めているのです
    しかし私自身は、この汚染は実は
    非常に高いと思っています
    このことに世間はもっと注目すべきです
    けれども誰もこの結果に関心を寄せないので
    政府もなにもしないのです
    このような子供だましのトリックで政府は
    問題を解決しようとしているのだ。
    基準値をあげれば問題は消え
    誰も心配する必要がなくなる、というわけだ。
    去るもの日々に疎し、ということか。
    私たちは浪江町で牛の飼育をする
    吉沢正巳さんの農場に戻った。
    今ではここは牛のホスピスとなってしまった。
    ここで育てられた牛はかつては
    よく売れ、繁盛した。
    しかし2011年3月で原発が爆発して以来
    それは過去のものとなり、牛は売れなくなった。
    吉沢氏に、その理由を見せてもらった。
    牛たちはここにあるこういう草を
    食べていますからね
    放射能に汚染された草を
    一年中食べているんです
    放射能が体内に取り込まれているから
    白い斑点ができたんだと思います
    牛たちは外部と内部被爆に
    さらされているわけですから
    この犬だって被爆しているわけですよね
    吉沢氏には動物たちを見捨てることはできない
    自分は外からの食料で賄っているが
    牛たちには支持者たちから寄せられる
    寄付金だけでは足りない。
    放射能で汚染された食物が
    どのような影響を与えるのか、
    牛を検査して調べることができるはずだ
    こういう模様ね。こういう白い斑点が出ています
    こういうのは前にはなかったんですか?
    初めてですね
    もう40年も牛を飼ってきましたが
    こういうのは初めてです
    理由は何だと思いますか?
    獣医も、これは皮膚病ではないといっています
    これは皮膚の病気ではなくて、ほらここ
    肌が真っ白になっているんです
    どうしてそうなったかといえば、それは...
    もう長いこと牛の世話をしてきましたけど
    こういうことは初めてのことでね
    放射能の影響ということを
    考えないわけにはいきません
    でないと、理由は多分みつからないでしょう
    その周辺の村などでも農家で
    同じような原因不明の現象が動物に現れている。
    行政からは検査が命じられ
    そのあとで緊急な勧告が降りた
    政府も何もしなかったわけではありません
    2回ほど科学者が派遣されてきて
    あらゆることを調べていったんですが
    それから政府は私に
    牛を全部殺すようにと言ってきました
    これ以上生かしておいては困るから
    私に殺せと
    だけど私にはそれはできません
    どうして政府が牛を生かしておきたくないか
    その理由は、記録を残しておきたくないんだと
    私は思っていますね
    だから牛を殺せ、ここを片付けろ、と
    言うのです
    しかし被爆するのは動物だけではない。
    双葉町に戻った。
    ほぼ1万人の住民がここには住んでいた。
    そのほとんどが原発に従事していた。
    今ではここは原発事故による立ち入り禁止地区だ。
    原子炉建屋が爆発したとき
    たくさんの人が高線量の被爆をした。
    井戸川元町長も同じである。
    私たちはちょうど避難する最中でした
    病院の患者と看護婦たちがちょうど
    車に乗ったときです
    そのときバーンという大音響がして
    それが1番目の爆発でした
    すぐに空からたくさん埃が降ってきました
    あのときの線量は非常に高かったと思うんですが
    もうすぐに死ぬと思いましたね
    皆、そう思ったんです
    事故発生後初めて、井戸川夫妻は
    自分たちの家に戻った。
    彼らは除草剤を持参した。
    ここにはもう住めない、ということが
    彼らにはまだ納得できないのである。
    ついこの間まではこの東京近郊の学校の建物が
    彼らの避難場所だった。
    ここに約千人の被害者と共に寝起きを共にした。
    井戸川氏は爆発後、放射性の埃を吸い込んで以来
    のどの痛みを訴え、繰り返し鼻血を出し
    胃や目が痛み、そして疲労感に苦しんでいる。
    爆発直後、始めは行わないですまそうとした官庁に
    被爆量の測定をするよう、彼は迫った。
    結果は数十万ベクレルのヨウ素131と
    セシウム137だった。
    しかし測定は測定だけに終わった。
    それが何を意味するかについては、なにも知らされない。
    福島大学病院では、放射線で健康被害を受けた人は
    誰もいない、と言うんですね。
    しかし私たちは事故が起きたときすぐそばにいて
    放射能を直接浴びたわけですが
    医学的な検査をなにも受けていないのです
    今だになんの検査もされていないのですよ
    私は真実を知りたいのです
    そしてそれに従った手当てを受けたいのです
    これは2011年に福島で行われた説明会で
    撮影されたビデオだが
    これを見ると日本が公に
    健康の危険に関する評価として
    どのような立場をとっているかが明らかになる。
    山下教授は政府に任命された
    福島の放射線健康リスク管理アドバイザーだ。
    放射能の影響はニコニコ笑っている人には
    来ません
    くよくよしている人に来ます
    これは明確な動物実験で解っています
    日本政府は非人道的です
    それを私は確信しました
    まったく情ないことです
    国民がことごとく馬鹿にされているのです
    いろいろな感情がこみ上げてきますが
    一番強いのは、激しい怒りです
    大人と違い、子供を持つ親の要請で
    子供たちには医学的な検査が行われている。
    すでに地域の子供、若者たちの30万人以上が
    甲状腺のスクリーニング検査を受けた。
    笑っている人には放射線の被害は来ないと言った
    福島県の放射線リスクアドバイザーの山下教授も出席し
    検査結果が規則的に間をおきながら発表される。
    結果は衝撃的だ。
    いくつかのカテゴリーに分類されているが
    検査を受けた子供たちの約50%に
    甲状腺異常が検出されている。
    小さい結節やのう胞からガンまで
    さまざまなケースがある。
    親には、自分の子供がどのカテゴリーに分類されたかを
    知らせる手紙が届く。
    根本氏のところにも、それが届いた。
    しかしそれには問題点がある。
    これだけでは、なにもわからないのです
    8ミリから20ミリの結節と書いてあって
    一番下のカテゴリーだというのですが
    数字しか書いてなくて
    でも私はそれがどういう意味なのかわからない
    それでどのような状況にあるのかを
    説明してほしいのです
    でも、検査結果は渡してくれないのです
    それでわざわざ申込書を
    提出しなければなりませんでした
    数ヵ月後にやっと、コピー代を払って
    ようやく根本氏は、超音波写真を含む
    検査結果を受け取った。
    この結果だけを見てもなにもわからないので
    彼女は病院に行き
    彼女の息子はそこで2度目の検査を受けることになった。
    しかしそれは放射線リスクアドバイザー山下教授が
    出した規則に反している。
    私は病院から、検査をこの病院でしたということは
    黙っていてほしいと頼まれました
    ですから、検査をしてもらった病院と
    医者の名前は言うことができません
    というのは、一番下のカテゴリーに分別された
    症状を持つ子供たちは
    2年後まで次の検診が病院で
    受けられないことになっているからである。
    それが山下教授による指示だ。
    どうしてそのようなことをするのか
    私にはわかりません
    政府や県のやり方に対する不信感は
    それで募る一方です
    自分たちが何を本当にしているのか、
    知られるのがいやなんだと思いますね
    しかし、2回目の検査をして
    根本氏は少し安心した。
    結節が小さくなっていたからである。
    しかし心配はなくなってはいない。
    放射能による汚染はまだ続いているからである。
    薪ストーブに使っていた木なんですが
    燃やしたあとの灰を測ってみたら
    1万5千ベクレルだったのです
    それで薪はもう使えなくなりました
    それでそれ以来ずっとここに置いてあるんですが
    これをどうしていいかわからないんです
    高濃度放射能のゴミが自宅の庭に。
    困って、彼女は町の役所に聞いてみた。
    役所に電話をして聞いてみたんですが
    環境省に聞いてみろ、というんです
    それで環境省に聞くと
    今度は市役所に聞けという
    もうどうしていいかわからない、
    そういう状況です
    そして彼女が連れて行ってくれたのは
    町にある公園広場の1つだ。
    ここは特別な場所である。
    原発事故発生後日本では
    あらゆることがもう普通ではなくなったことが
    ここにいるとはっきりする。
    ここは子供たちがたくさん遊びに来る場所です
    2011年の事故発生後に除染が始まったとき
    放射能のゴミがこの公園に埋められたんです
    大きな機械を運んできて
    穴を掘り、そこに除染工事でできた
    放射能のゴミを袋に詰めたものを
    何個も寝かせ、また上から土をかけたのです
    最初は彼女も、なにをそこに埋めたのか
    知らなかったという。
    しかし、それがとうとうわかったとき
    根本氏は、このような場所が
    町のどこにどのくらいあるのか訊ねた。
    「風評被害があるといけない」また
    廃棄物の不法投棄が増えるといけない
    という理由で教えてくれませんでした
    市がどこに埋められているか
    知っていれば十分で
    市民は知る必要がない、と言われました
    放射能のごみを公園に埋め
    それは誰も知らない方がよい。
    子供たちの遊び場には、一応
    立ち入り禁止のロープが張られている。
    芝生養生中のためという理由で
    立ち入り禁止の立て札が立っている。
    ドイツの諺にあるように
    草が多い茂れば
    すべて忘却の彼方、ということか。
    仙台駅。
    私たちはここで福島の除染作業員を
    集めていると聞き、やってきた。
    3晩かかってやっと接触に成功した。
    取材に応じてくれるよう彼らを説得するのは
    とても難しい。
    危険だからだ。
    もちろん危険です
    彼らの商売に影響を与えるから
    これは何十億という金のかかった利権である。
    ある地方一体を除染する作業だ。
    福島県の大部分は、高線量のフォールアウトのため
    住むことができない。
    政府はそれを変え、
    住民に帰還させたいと思っている。
    しかしそのためには数百万立方メートルという
    汚染された土を剥ぎ取らなければならない。
    福島県のいたるところで
    土が掘られ、パワーショベルが動いている。
    この危険な作業に携わる労働力が
    たくさん必要だ。
    そしてここで活躍するのがやくざである。
    商売はどのように行われるんですか?
    やくざ自身は、現場での作業には
    関わりません
    彼らの手先である組織が人集めをして
    作業員を福島に派遣するだけです
    どうやって、どういう人を集めるんですか?
    借金のある人、または失業者などですね
    仙台の駅周辺で彼らは
    仕事の口があるよと声をかけるのです
    ただ実際に金を受け取ってみると
    約束した額よりかなり少ないのです
    で、どれくらい受け取るものなんですか?
    日取りで5千円から9千円といったところですが
    そこから1割から2割がやくざにピンはねされます
    やくざがことに好んで雇うのは
    ホームレスだ。
    それには理由があると、今井誠二牧師は語る。
    今井牧師は何年も前から仙台の
    ホームレス支援組織で働いている。
    原発事故発生後、ホームレスの数は
    著しく増加したという。
    何十万人という人が地震、津波、原発事故で
    一切合財を失ったからだ。
    ホームレスには職も、住所も、住民票もないので
    それで普通の仕事の口はありません
    しかし原子力業界では仕事がもらえるのです
    例えば除染作業や原子炉の収束作業などです
    どれもとても危険で
    誰もやりたがらないからです
    それで、弱い者がこうして雇われていくのです
    やくざに雇われ、彼らが行き着くのは
    危険な場所にある下請け会社である。
    住む場所も家族もなく、また
    福島にいたということがわかると
    ほかの仕事にありつけなくなるという
    不安があることが
    原発産業にとって皮肉にも
    好都合な効果を招いていると
    今井牧師は語る。
    実際に病気になっても証拠がありません
    彼らは「いや、福島に
    いたことはない」と言いますから
    彼らは嘘をつかざるを得ないのです
    そしてもしガンになることがあっても
    彼らがそこいにたという証拠はありません
    まったくひどいことです
    大事なのは金のことばかりで
    人間のことはどうでもいいのです
    いつも金の話しばかりです
    私たちに情報を提供してくれた人も
    やくざの手先として働いていたが
    足を洗った。もう福島で
    働きたくないと思ったからだ。
    しかし沈黙を破るのは非常に危険だ、と彼は言う。
    顔や姿を見せるのはとても危険です
    どんなことが起きるのでしょうか?
    恐ろしいことをするだろうね
    殺しはしないまでも、思い知れという
    かなりの戒めが待っているだろう
    きっと拉致されて、暴行されるだろう
    危険な仕事を引き受けるホームレスは
    いつか死んでも、死を悼んでくれる人もいない。
    原子力ムラに対立した総理大臣や大臣は
    辞任に追い込まれ
    科学者たちに圧力がかかり
    事故の真実を隠蔽する - いったいどうしてなのか?
    私たちは答えを求めて
    福島県の隣にある新潟県を訪れた。
    ここには世界最大の原発がある。
    日本が自慢とするこの原発設備が建つのは
    新潟市の中心街から目と鼻の先だ。
    福島の原発事故以来、運転が停止されている。
    東電と政府はこの原発を再稼動したいと思っている。
    原子力発電をまた復活させるには
    この原発が中心的な役割を果たしているからだ。
    私たちは新潟県知事に取材した。
    この知事は、今までは政府与党である自民党に
    支持を受けていたが
    それは取り消されることになるかもしれない。
    それは、この知事が再稼動を拒否しているからだ。
    (テロップ)新潟県知事 泉田裕彦
    現在の「東電再建計画」では、事故があった場合に
    銀行も株主も責任を取らなくて
    いいことになっています
    そう計画書で設定されているのです
    もし事故が起きれば、そのしわ寄せは
    また、みんな国民に来るのです
    しかし銀行や投資家がなんの損害も
    受けないということであれば
    彼らはこれからもリスクを冒していくでしょうし
    安全第一の文化が壊されていくでしょう
    私はこれを、倫理的なリスク計画と呼んでいるのです
    ここでも何百億、何千億という単位の
    お金が絡んでいる。
    東電の広瀬社長は、泉田知事に
    再稼動計画を認めてもらおうと
    あらゆる手を尽くしている。
    3フクシマの事態はコントロールされている、
    あのような事故があっても
    「原子力エネルギーは制御可能だ」という
    メッセージは変えようとしない。
    東電は真実を話してきませんでしたし
    これまで一切責任を取らないできました
    すべてコントロールされているなどというのは
    私にはなんの意味もない言葉です
    彼らがたくさんのことで嘘を
    ついてきたというだけでなく
    たくさんの問題に正面から立ち向かうのを
    避けてきたことが問題なのです
    原子力ムラが嘘、隠蔽、危険の過小評価を
    するのには理由がある、と泉田知事は語る。
    日本には安全神話というのがあります
    安全神話は、日本の原発は安全で
    ほかの国のような事故は決して起きない、
    というものでした
    今原発の再稼動に関する議論を見ていますと
    彼らが新しい安全神話をつくろうと
    しているという印象を受けますね
    新しい安全神話?
    私たちは福島に戻った。
    島の反対側だ。
    日本政府と原子力ロビーが原発事故の事態が
    制御できると見せようとしていることは確かだ。
    福島第一原発の周りに凍土遮水壁を
    作るという計画も、それに属している。
    これで常時原子炉建屋に流れ込み
    放射能でたちまち汚染されていく
    地下水を食い止めようというのである。
    新川達也氏は政府の原発事故収束対応室長だ。
    遮水壁がいつ完成するのか、彼に話を聞いた。
    (テロップ)事故収束対応室長 新川達也(経済産業省)
    現在、可能性を探る調査を行っているところです
    今年度終了までにプロジェクトの工事を
    終えたいと希望しています
    日本の会計年度は3月に終わりますので
    つまり2015年の3月を目指しています
    それから土が実際に凍るまで
    2ヶ月ほどかかります
    遮水壁を作るという初めの計画があがってから
    数年が過ぎた。
    この数年の間に毎日、何百トンもの
    地下水が放射能に汚染され
    そのうち毎日200トン以上の水が
    太平洋に流出している。
    そしていまだに責任者たちは
    可能性調査をしているという。
    そもそも、凍土による遮水壁が本当に
    目的を果たすかという疑問にはまだ
    完全に答えが出ていないのが現状だ。
    そのことはこの政府代表者も認めた。
    まだいくつかの課題があります
    まず、この技術は、これほどの規模で
    試されたことがありません
    そして地下水の移動速度という
    問題があります
    私たちは低いと考えていますが
    もし速度が高ければ水は凍りません
    それから地質の問題があります
    原発の周りにどのようなものが
    埋まっているか
    土がその条件で凍るか、ということです
    それでも状況がコントロール下にあると
    お思いですか?
    はい!
    まだ技術の性能が試されたこともなく
    福島の現場の条件でそれが機能するかどうか
    明らかでなくても、それでもコントロールできている?
    かつて事故収束を担当した馬淵澄夫氏が
    なぜ東電と政府がこの計画を
    決定したのか
    その簡単な理由を教えてくれた。
    国がお金を出すのは
    凍土遮水壁のように
    技術的に難解でまだ課題の多い
    ものに対してだけなのです
    これが日本のやり方なのです
    それより、どうやったら確実に
    水をせき止められるのか考えなければいけない
    難解なプロジェクトを始めることが
    目的ではあり得ないはずです
    よく性能が実証されている技術を使うべきです
    しかし国は、技術的に手間のかかる
    初めてのプロジェクトにだけ
    お金を支払うことになっています
    それで凍土遮水壁が作られるのです
    つまり、投資家や株主は責任を問われず
    したがって賠償をする必要がなく
    まだ実証されていない技術に頼って
    日本と世界を大災害から守ろうということだ
    そして日本の一般大衆は
    これらのことをほとんど気にもとめない。
    マスコミでは、福島第一原発から
    今でも発生している危険や
    事故の影響についてほとんど報道しない。
    それで、忘れられたと感じている人たち
    牛飼いの吉沢さんのような人たちに
    世論を喚起する役を任せるよりないようだ。
    彼は月に一度ここ、東京の渋谷を訪れる。
    東京の住民の皆さん
    話を聞いてください
    あなた方が使っている電気は
    毎晩こうして明るく照らしてくれる東京の電気は
    40年来、福島から来ているんです
    今は福島の火力発電所から来ています
    だけど、人間として
    どうか考えてみてほしいのです
    浪江町や富岡町、大熊町、
    小高町、飯館村の人たちは
    もう二度と故郷に帰ることができない
    米づくりなど二度とできやしないよ
    再稼動と今言っている人たちは
    ここを見たことがないんです
    ことに安倍首相は何も
    見ていません
    本当にがっかりします
    事故を起こした原発を所有する東電に
    状況をどう判断しているか
    訊いてみようと思った。
    状況が本当にコントロール下にあると
    思っているのか
    嘘をついているといわれて
    どう反論するのか。
    私たちが質問表を用意すると
    応じてもいいといわれていたインタビューを
    断られた。

    (テロップ)
    ヨハネス・ハーノ記者報告
    製作・ZDF
    字幕翻訳・無限遠点

    フクシマのうそPart1, Part2




    福島原発  /  tb: --  /  cm: --  /  △top

    【必見!】「LAST DANCE」WORLD ORDER 

    背景が東電本社ビルから始まるPV。 

    何だろうと思いながら、でも何気なく見ていましたが、途中から戦慄が走りました。

    これはメッセージソングだったのです。

    必見PVです。





    原発 放射能 食品汚染 TPP 沖縄戦 


    テーマ: 社会問題

    ジャンル: ニュース

    福島原発  /  tb: 0  /  cm: --  /  △top

    アメリカの除染の専門家が明らかにする、本当の汚染状況【 人の手によって作られ、人の手により悪化していく福島の危機 】 

    極度の汚染に恐れおののくアメリカの派遣チーム、何も知らず普段通りの生活をしていた日本人
    アート・ケラー / フェアウィンズ 2013年6月13日
    http://kobajun.chips.jp/?p=11924より

    2011年3月11日、19,000人以上の日本人が波にのまれて、彼らの遺体が東日本の太平洋岸に散乱しました。

    カリフォルニア州アナハイムに本社があり、災害復旧について豊富な経験と技術を持つ会社パワープラス社のケヴィン・ワン氏は、日本に渡りこの惨状から人々を助け出したいと思いました。

    ありとあらゆる汚物や危険な物質によって汚染されたしまった環境を、再びよみがえらせるための機器や機械の開発に、ワン氏は何十年もの月日を費やしてきました。
    大規模な原油流出、放射能汚染、そして大量の遺体の捜索や収容など…

    東日本大震災の発生を見て、ワン氏はロサンジェルスにある日本総領事館を訪れ、地震、津波、そして福島第一原発の事故により深刻な状況に陥ってしまった人々を救出するため、彼の会社の技術を活用するよう働きかけました。

    しかし日本の総領事の返事に、ワン氏はわが目と耳を疑いました。
    「まったく必要ありません。」

    ワン氏による申し入れは日本に対する侮辱と受け取られたに違いない、ワン氏がそう感じる程日本総領事の返答は無愛想で冷たいものでした。

    ワン氏がまず体験させられた日本総領事の対応は、国際社会が福島第一原発の事故に関わろうとすることに対し、日本政府が極力それを排除しようとする態度の、その先駆けとなるものだったのです。


    ワン氏のこの最初の体験こそは、原子炉のメルトダウンというものがどれ程広範囲の環境を汚染するものなのか、その対応を誤ったという事実、そして放射性物質の拡散状況に対する不十分な検証、さらには迅速な対応を怠ったために一層状況を困難にしてしまった、日本の度重なる過失を象徴するものでした。

    日本の当事者たちは政治的な影響を気にするあまり、技術的能力という要素を軽視し、当時現場で必要不可欠であった事故収束のための技術を移入することを頑なに拒否し続けたことに対し、今だに多くの批判が集中しています。

    その時日本では津波により福島第一原発の冷却装置が機能しなくなり、大量の放射性物質が環境中に、そして海洋中に放出されました。

    その様子を見たワン氏は日本領事の冷たいあしらいにひるむことなく、直ちに行動を起こしました。

    ワン氏は独立して働いていた放射能汚染の除染技術者でチームを編成する一方、放射能汚染の除染のための機器を荷造りし、日本に向け発送しました。

    そしてワン氏とそのチームは除染について実地にでもストレーションを行うべく、早くも2011年6月には日本に到着していました。

    効果的な除染作業を開始するための取り組みとして、ワン氏とそのチームはその除染能力のデモンストレーションを数多くの見学者の前で実演するため、日本への渡航を繰り返しました。
    2011年6月、同10月、2012年2月、そして最後は2013年1月です。


    彼らの実演にはテレビ局の取材陣、県市町村や政府職員、防衛省や環境省の幹部、そして多くの民間企業の関係者などが集まりました。

    その中には福島第一原発を運営していた東京電力の幹部社員も含まれていました。

    ワン氏とそのチームは福島第一原発の周囲に設けられた立ち入り禁止区域から牽引されてきた自動車の除染を行い、目覚ましい成功をおさめ、その除染能力の高さを証明して見せました。
    彼らは放射能汚染の99%を除去してしまったのです。

    しかし凹凸の多い材料でできた物質の除染については、必然的にその成功率も低いものとなりました。
    また寒冷な条件下、一度ならず除染機器が故障したこともありました。

    しかし全体を通して見れば、ワン氏とそのチームは高い除染能力を有していることを明らかにしました。
    その能力は、通常除染することは不可能だと思われる動植物を、自生あるいは通常に生活している状態で除染してしまう程高いものだったのです。

    その場所にある泥や草、そして水も除染可能であり、生きている桜の木の放射性物質を70%取り除いて見せることにも成功しました。

    寒冷な気象条件の下、機材の故障に苦しめられた日々、凍りつく地面から20~40%の放射性物質を取り除くことにも成功しました。

    公認放射線防護科学技術者であり、長年除染についての経験を積んできたサム・エンゲルハートは、独立したコンサルタントとして4度とも、ワン氏とそのチームの訪日に同行しました。

    もうひとり、ウェイン・ショフィールドは数十年間放射線保健物理学者として放射能除染問題に取り組んできました。
    彼はスリーマイル島とチェルノブイリ事故の現場も経験しており、2012年2月のワン氏の訪日に同行しました。

    日本に到着してすぐ、彼らは福島第一原発の南西にある福島県白河市に向かいました。
    エンゲルハートは荷物の中から放射線の測定機器を取り出し、測定を始めました。
    彼の顔が凍りつきました。

    この場所は福島第一原発から約80キロ離れているはずであり、原子炉建屋が爆発した当時はその風上にあったはずでした。
    しかし線量計は現実にけたたましい警告音を発していました。

    「我々が確認した放射線濃度は、通常の1,000倍というものでした。そして、それよりもさらに高い場所すらあったのです。」
    エンゲルハートが当時を振り返りました。


    「この場所がもしアメリカ国内だったら、私たちはあわてて放射線防護スーツ、手袋そして防護マスクを着用し、完全防備の態勢を取ったでしょう。しかしこの場所と周辺のすべての物がどれ程汚染されてしまっているか、何も知らない日本の人々は普段と変わらない様子でその辺を歩き回り、そして仕事をしていました。」

    ワン氏とそのチームが最初に除染のデモンストレーションを行ったのは、福島県内で通常の授業が行われていた学校でした。

    汚染は広範囲に及び、中でも構内の植物にまで汚染が及んでしまっていることが悩みの種でした。
    アスファルトの舗道も汚染されていましたが、その脇に生えている雑草の放射線量は舗道の4倍に達していました。

    最も汚染されていたのは、野球場の屋外観覧席のコンクリート製の椅子に生えていたカビでした。
    カビはアスファルトの舗装面の70倍の放射線を含んでいたのです。

    椅子の表面に生えたカビが、放射性物質を吸い上げるスポンジと化してしまった恐ろしい事態について、エンゲルハート氏がこう表現しました。
    「生物が放射性物質による被害を拡大した、注目すべき事例」と。

    これに対し、ワン氏はもっと直接的な表現をしました。
    「この場所に座って野球観戦をしていた少年は、その体の男性生殖腺に深刻なダメージを受けてしまったに違いありません。」

    そして2011年6月、アメリカの除染の専門家が遭遇した、驚きあきれた日本の現実がありました。

    彼らが現地で出会った政府が災害を受けて派遣した「専門家」たちは、放射線が人体にもたらす被害についてほとんどどんな知識も持っていなかったのです。


    ワン氏とそのチームは日本の「専門家」たちが、持参した線量計を操作する様子をじっと観察した後、こう結論せざるを得ませんでした。

    「彼らはその線量計が何を測定しているのか、そして正しい操作方法すら理解していない、そうとしか思えませんでした。」

    アメリカ産業界の保健衛生技師でもあるエンゲルハート氏が、こう証言しました。

    日本政府の各部署から派遣されてきた3人の職員に対し、ワン氏とそのチームは野球場の屋外観覧席のコンクリート製の椅子が汚染されていることを指摘しましたが、驚いたことにその3人はまさにそのベンチに腰を下ろしたのです。

    「信じられませんでした。」

    ワン氏がこう語りました。

    「警告を受けたにもかかわらず、彼ら政府が派遣した『専門家』たちは、不見識にも高濃度に汚染されたベンチに座るという事をして、しなくても良い被ばくをしてしまったのです。私は後々のため、写真を撮らなければなりませんでした。」

    しかしその後訪日を繰り返す中で、エンゲルハート氏は彼が出会った日本の放射線技術者の専門知識は非常に高いものであることを知ることになりました。

    「私たちは最初の訪日で各地を巡っていく間に、『第一線』の専門家たちが、福島第一原発周辺の最も放射線量の高い場所に集中していたことを知りました。私たちの対応をしていたのは『三流』の専門家たちだったのです。」


    「しかし最初に出会った『専門家』たちの知識の無さには、面食らわざるを得なかったというのが正直な感想でした。」
    エンゲルハート氏がこう語りました。


    エンゲルハート氏は、福島第一原発の約60キロ北西にある福島市内で、別の深刻な問題が起きていることを表す、ある事実に遭遇することになりました。

    福島市内では住民たちのために毎日測定された放射線量が、メディアなどを通じ公開していました。

    しかしエンゲルハート氏は念のため持参した測定器具を取り出し、福島市内の放射線量を測定しましたが、その数値は公表されている放射線量よりも50パーセントも高いものだったのです。

    「日本の当局が使っていた測定機器に問題があったのか、それとも本当の放射線量を故意に隠蔽しようとしたのか、私には解りません。しかし福島市の人々に対して提供されていた放射線量の数値、それが間違っていたことだけは確かなことです。」


    ワン氏が初めて福島県を訪れた際のことでした。

    彼は福島県庁からやって来た当局者に、放射線の線量計による測定結果について、通常用いられる報告様式の中のどれを採用すべきか尋ねたところ、帰ってきたのは叱責でした。
    「馬鹿言っちゃいけない。公表するのは平均値などではなく、測定した中で、最も低い数値だけだ!」


    ワン氏はその不正確・不誠実なやり方に従うよう求められ、結果彼自身不本意ながらも、放射線量の過小報告に加担する結果となりました。

    福島市の放射線量について正しい情報が提供されなかったこと、そして放射線量の過小報告については、エンゲルハート氏とワン氏が直接目撃・遭遇したものに留まらないことは明らかです。

    最初の訪日の際、エンゲルハート氏とワン氏は自分たちが持ち込んだアメリカ製の測定機器、そして日本の測定機器、その両方の測定結果を比較・検証しました。

    その結果、なぜか日本の調査班が持参した機器の測定結果はアメリカ製に比べ、常に30%から50%低いことが解りました。



    ワン氏と彼のチームは、予め放射線量が特定の値に固定されたテスト用の機器を取り出し、測定機器を調整し直しました。

    その結果、アメリカ側の調査結果は間違っていないことが解ったのです。

    翌日になって、日本の調査班は使っていた測定器を調整し直して現場に現れました。
    そして日本側の測定結果に問題があった原因は、『ケーブルの不具合』にあったと弁解しました。

    しかし、エンゲルハート氏はその答えを疑いました。
    「私の経験から言うと、ケーブルに不具合があれば、測定結果はゼロになるか、測定不能を示すか、あるいはでたらめな測定値が表示されるか、そのいずれかなのです。」

    「ケーブルに問題がある場合のあり得ない『故障』、それは常に一定の割合で低い数値を表示することです。」

    エンゲルハート氏は日本が行っている放射線量の測定と除染について、もう一つの問題点を指摘しました。
    日本が行っている除染は、セシウム134と137にばかり集中しているというのです。

    「確かにセシウムは汚染物質中、最も量が多いものです。そして放射線の中でも透過力の高いガンマ線を放出することで知られており、標準的な線量計で測定が可能です。」

    「しかし環境中に放出された放射性物質の中で、セシウムだけが毒性を持っているわけではありません。検出が容易だからと言って、セシウムだけが問題だというのはおかしな話なのです。」

    エンゲルハート氏はこの点を強調しました。

    この問題に対する懸念を表明するのは、エンゲルハート氏だけではありません。

    チームのメンバーであり、経験豊かな放射線保健物理学者であるウェイン・ショフィールドがこう語りました。
    「私の考えでは、汚染が深刻な場所では高線量のセシウムの存在が確認できます。しかしこうした場所では、ストロンチウム-90、プルトニウム、コバルト、その他の汚染物質もまた、非常に危険な存在である可能性が高いのです。

    ストロンチウム-90の半減期は約30年です。そして、ストロンチウム-90は『ベータ線崩壊物質』です。
    放射線の中でベータ線は携行タイプの線量計での検出は非常に難しく、わずかな量の汚泥や落ち葉などによって簡単にさえぎられてしまうものなのです。」



    一般論として言えば、放射線の中でアルファ線やベータ線は、人間の体外に存在する場合はほとんど問題がありませんが、いったん体内に取り込まれてしまうと、非常に危険な存在になる可能性があります。

    「ストロンチウムが体内に入ると、人間の体はそれをカルシウムとして認識します。そして人体で免疫を司る骨髄と隣り合わせるようにして、背骨の中に取り込んでしまうのです。そうなってしまうと、その後どのような悪影響が現れるか、予測がつかないことになってしまうのです。」

    保健物理学者であるウェイン・ショフィールドは、他の汚染物質を考慮せず、検出と除染の対象をセシウムにのみ絞り込むことが誤りであるという指摘に同意しました。

    「汚染がひどい地点の特定と除染を行う際、対象をセシウムに限定してしまうと、他の放射性物質による汚染を見逃してしまう可能性があります。」

    2012年3月に日本の厚生労働省が公表した、食品に含まれる放射性物質に関するガイドライン( http://www.mhlw.go.jp/shinsai_jouhou/dl/20130417-1.pdf )の中では、ストロンチウム-90については「半減期1年以上のすべての核種を考慮」するとして言及しています。

    しかし脚注部分にある曖昧な表現を読むと、果たして日本政府は真剣にストロンチウム-90、プルトニウムと他の汚染物質の検出に取り組んでいるのか、それとも単に一般的に推定されるレベルを参照しているに過ぎないのか、疑問に思えてくることは確かです。


    「実際にその場所に存在するセシウム以外の放射性物質全てが、人体に影響を及ぼすわけですが、このガイドラインの数値はセシウムの値を基に『推定』されたものに過ぎません。」

    こうした対応について、エンゲルハート氏は以下のように考えています。
    「セシウム以外の放射性物質の存在については、彼らは適当に数値合わせをすることにした、私にはそう見えます。」

    「現在の原子力産業では、ガンマ線の照射量によってベータ線の放射量を推定するという手法が用いられています。これによって正常に機能している原子炉内部で何が起きているかを把握できる、これは産業界の人間なら誰でも知っている事実です。」

    「しかし事故となれば話は全く別なのです。環境中に放出されてしまったそれぞれの放射性物質が、互いにどのような作用を及ぼし合うか、それは未知の分野なのです。
    環境中のアルファ線やベータ線の放射量を特定するためには、実地に測定する以外の方法は無いのです。」

    「しかしその測定のためには、さらに多くの機材と人員を投入しなければなりません。」

    ARSインターナショナルの放射線学研究サービスの副社長であるヴァージーン・マリガン氏は、ストロンチウム-90を検出することの難しさ、費用が高額になる点について説明してくれました。

    「ストロンチウム-90の存在を特定するためには、14日~20日間、化学反応の結果を待たなければならないのです。そしてその費用は高額になります。」


    しかしその事と、日本の当局がセシウム以外の放射性物質の検出検査を行わないという事とは、また別の問題であるはずです。

    検査をさらに難しくしているのが、水の存在です。
    水はアルファ線、ベータ線、そしてガンマ線に対してもそれを遮る作用があります。

    液体、あるいは水分を多く含む食品の放射線量を測定する場合、専用の非常に感度の高い機械、普段研究室に設置されているような精巧な機器で測定しないと、正しい検査結果が得られない可能性があります。

    保健物理学者のウェイン・ショフィールド氏は、福島の汚染状況の推移を見ながら、ちょっと聞くとこう推論しました。

    『事故発生直後はひどかった福島の汚染は、時間の経過とともにずいぶんと下がったものと考えられます。数値が下がった原因は雨、そして風の存在です。時間の経過とともに、80%の放射性物質が洗い流され、あるいは吹き飛ばされて行ったものと考えられます。』

    事故の発生からちょうど一年後、ワン氏とそのチームが発見した『ホットスポット』のひとつ、それは道路にたまった雨水を集める側溝の上に置かれた、格子状の金属製のフタでした。

    その放射線量は、アメリカ国内の原子力発電所で職員がその場所に行かないように制限を加えるかどうか、検討を始めなければならない値の5倍という値でした。検出されたのは、ガンマ線、そしてベータ線の双方です。


    この極度に汚染された側溝のふたが意味するものは何でしょうか。

    それは雨などによってその場所から洗い流された放射性物質は、その後消滅するのではなく、人間や動植物の生存権に残り続けるという事実です。

    2010年、ドイツで捕獲された1,000匹以上のイノシシから、政府が定めた基準量を超える放射性物質が検出されました。原因となったのは1986年のチェルノブイリ原発事故です。

    最も近いところでも、ドイツの国土からチェルノブイリまでは1,000キロ以上あるにもかかわらず…

    エンゲルハート氏は、さらにこう説明しました。

    「子細に観察すれば、これらの場所にあった放射性物質のうち、こびりついたり隙間に這い込んでいなかったものが雨で洗い流されたり、風で吹き飛ばされたり、あるいは除染で取り除かれ、現在までに80%程が取り除かれたというこことが解るでしょう。」
    しかし残った20%の放射性物質については、状況は同じではありません。

    「放射性物質、すなわち汚染物質は、彼らが時間の経過とともに付着していた物質に固着してしまっています。
    かつて簡単に拭き取ることができた数種類の汚染物質、現在は化学的結合、または分子的結合によって、そこに固着してしまっているのです。こうなってしまうと、除染によってこれらの放射性物質を取り除くことはきわめて困難になります。」

    ロサンゼルスの日本領事との対面の際、ワン氏が当惑したのと同様、エンゲルハート氏は彼が接触した日本政府の関係者の態度の変化に戸惑いました。
    「私たちが初めて日本を訪れたとき、これらの関係者は非常に落胆した様子でした。ところが2度目の訪問の際には、彼らは明らかに高揚した様子だったのです。最初の落胆と次の高揚、この対照はあまりにも不自然でした。」

    「最初の訪問の際、福島第一原発の3基の原子炉で発生したメルトダウンは、『国の恥』とも言うべき、日本そのものに対する打撃でした。ところが2度目の訪問の際、実際には事故現場の深刻な状況が隠されるか報道されなかったというだけであったにもかかわらず、福島第一原発の状況は落ち着いているという誤った認識が、日本全体に広がっていました。」

    「恥ずべき状況、それこそは人間が何としても避けたい、あるいはできるだけ小さなものに見せたいと思うものです。」

    「しかしこと福島第一原発の事故に関する限り、それこそは最も危険な考え方なのです。」

    「福島第一原発の事故程のものになれば、その被害を最小限のものにするためには、考え得る限りあらゆる手段を検討しなければなりません。差し伸べられた援助の手は、すべて受け入れるという態度が必要です。そうしなければ長期間の人間に対する悪影響を、最少のものに留めることは出来ないのです。」
    エンゲルハート氏がこの点を特に強調しました。

    ワン氏は福島第一原発の事故による汚染の広がりは、平均的な日本人が考えるよりずっと広い範囲に及んでいると考えています。


    「私が日本を訪問した際、一つ覚えのように繰り返し聞かされた言葉がありました。『これは日本の危機であり、日本人自身の手で解決されなければならないのだ。』というものです。しかし私が実際に見聞きした日本政府の対応は、本当の意味で事故を収束させる取り組みには程遠いものでした。」

    「代わりに私が目撃したものは、政府関係者が傷ついた自らの立場を修復するための努力、そして現在の事態が如何に緊急性の高いものであるかという事に対する理解の欠如、それらが本当に必要な対策を実施する妨げになっているという事実だったのです。」


    * *          * *          * *

    4回の訪日のすべてにおいて、ワン氏とそのチームは、日本の民間企業や民間団体の人々から熱烈な歓迎を受けました。

    ワン氏の会社の技術と機材を日本に輸入したいと申し出る日本企業が何社も現れ、彼はこれらの企業が日本政府の頑なな態度を改めさせることになるだろう事を疑いませんでした。

    しかし福島第一原発の事故から2年が過ぎ、ワン氏のパワープラス社の機器はただの1台も導入されることは無く、同社が除染の契約を獲得できた場所は1か所もありませんでした。

    しかしこの日本政府の冷たい反応は、ワン氏のパワープラス社に限ってのことでは無かったのです。

    日本の企業も、アメリカの企業も、除染についての専門的技術・知識を提供できる企業に限って、何十という会社が福島の現場に入ることが出来ませんでした。


    しかし保健物理学者のウェイン・ショフィールド氏はこの結果について、さほど驚きはしませんでした。
    ワン氏の会社を上回る規模を持ち、原子力事業や核実験の後始末について数多くの実績を持ち、ショフィールド氏が顧問を務める、アメリカを代表する会社が、より大規模なデモンストレーションを行い、より多額の経費をかけたにもかかわらず、ほとんど結果らしいものを手に入れることが出来なかったからです。

    ショフィールド氏によると、アメリカで除染や放射能測定に関わる企業が得た情報によれば、日本政府による他国では考えられないような。馬鹿げた理由による締め出しが、ほとんどすべての会社に対して行われたのです。

    「日本とアメリカでは、土壌そのものが異なります。」

    海外企業の専門知識を福島で活用しようとしないことについて、環境省福島除染推進チーム次長(経済産業事務官と併任)の西山英彦氏が語った理由もその一つです。」

    「もし県内を多数の外国人が行き来するようになれば、福島の高齢のおじいちゃん、おばあちゃんが皆怯えてしまうでしょう。」


    しかし日本国内の専門知識を有する企業も、海外企業と似たような成果しか得ることはできなかったのです。

    では除染の契約はどこへ行ったのでしょうか?

    契約したのは除染に関する専門知識を持たない代わり、政治的な力を持つ日本の大手建設会社でした。

    大手建設会社による福島県内のずさんな除染作業にあきれ果て、福島県のリフォーム会社の社長である志賀正文氏がニューヨークタイムズの取材に対し、こう語りました。

    「今、福島で起きていることこそがまさに、日本人にとって不名誉な出来事なのです。」

    自然災害も、人間がおこす事故も、打ち寄せる波のように防ぎきることは不可能です。

    いつの日か歴史が審判を下す日が来るでしょう。


    福島第一原発の事故は、単に災害として片づけられるものでは無かった。
    恥ずべき日本の官僚主義によって、あってはならない対応が繰り返され、事態はさらに悪い方向へと進んで行った。

    そして後手に回る対応が繰り返されて現場は機能せず、でたらめの放射線測定値が公表され、国内外の専門知識と専門技術を持つ企業が、除染や事故収束作業から締め出された。

    「我々には、いかなる援助の手も必要ありません。」

    日本政府はありもしない国のプライドを優先し、市民の命を危険にさらす道を選択したのです。

    〈 完 〉

    http://fairewinds.org/demystifying/cleanup-from-fukushima-daiichi-technological-disaster-or-crisis-in-governance


    テーマ: 許されない出来事

    ジャンル: ニュース

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    原発 放射能 食品汚染 by freeseo1
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